日本のネットワークオペレーターの組織であるJANOG(JApan Network Operators' Group)は、7月10日と11日の2日間に渡り、東京・品川の品川グランドセントラルタワーで「JANOG22 Meeting」を開催した。 JANOGとは、インターネットにおける技術的・運用的な事柄に関する事項を議論・検討することにより、日本のインターネット技術者および利用者に貢献することを目的としたグループである。今回のミーティングでは、IPv4アドレス在庫の枯渇に伴うIPv6への移行や、帯域制御に関する話題などが取り上げられ、それらについて活発な議論が行われた。今回はその中から、IPv4アドレスの在庫枯渇にかかわる問題を紹介する。 ● IPv4の枯渇後に予想されるNATによるサービス提供 「IPv4アドレスの在庫が枯渇するのは、わずか数年先である。その対策としてIPv6への移行が最も
総務大臣が2007年末、未成年者の携帯電話新規加入者におけるフィルタリングサービスの原則加入を要請して話題になった。そこには、未成年者が携帯電話のネット利用によりさまざまな被害に遭ってきたという背景がある。10代の子どもたちは携帯電話のネット利用でどんな被害に遭っているのだろうか。また、それに対して大人はどんなことができるのだろうか。未成年者のネット被害に詳しい、インターネット協会の主任研究員である大久保貴世氏に聞いた。 ● 声を聞くだけでほっとする相談者たち インターネット協会では、ネットのルール&マナー検定やアドバイザー講座、フィルタリング普及啓発活動を行なうほか、インターネットホットライン連絡協議会でネット利用に関する悩み相談を受けたり、インターネット・ホットラインセンターで違法・有害サイトの通報も受けている。これまでに3,643件ものネット利用に関する相談が寄せられており、小中高生
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