道場親信さん(日本現代史・社会運動研究)が昨日逝去されました。 道場さんと初めて会ったのは12年くらい前、ある本の書評会があって、そのあとの懇親会でした。 たしか道場さんは書評会自体にはいなくて、懇親会から来られ、私の隣に座られました。 そして、「来ようかどうか迷ったんですよ。明日、電気代払わないと電気止められちゃうんだけど、懇親会に来るとそれでお金なくなっちゃうから」と笑っていた事を憶えています。 まだ非常勤講師と予備校講師を掛け持ちしていて貧乏だったんだと思います。 でも、そこでの議論はものすごく鋭くて「アタマのいい人だなあ」と思いました。 その後、「帝国と思想」研究会にも誘ってもらい参加させていただくなかでさらに親しくなり、数年前には「思想の科学」についての共同研究書出版のお話をいただきました。 その本の編者は道場さんと天野正子さん。残念な事に、お二人ともに亡くなってしまいましたが、