大阪市が台湾の国立故宮博物院に貸し出していた江戸時代の伊万里焼が破損していたことが分かりました。 【皿の写真】 この写真は、大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵品「染付柳鳥文皿」です。 展示のため、台湾の故宮博物院・南部院区におととし12月から貸し出していましたが、18日、皿が破損したと連絡がありました。 【大阪市立東洋陶磁美術館 出川哲朗 館長】 「ものには寿命があるので、密閉空間であっても自然に割れるという事態はあるかと思います。」 皿は文化財指定を受けていないものの、評価額はおよそ220万円ということで、大阪市は故宮博物院と協議して今後の対応を決めていく方針です。