京都大学法学部教授(刑法)であり一部方面ではコスプレ等で有名でもいらっしゃる高山佳奈子先生が、給与明細を(ずいぶん前に)blogに公開したのが(いまさら)炎上しているようです。 産経デジタルのiRONNAが本人の「手記」を含めて特集を組んでいますが、どれも面白いので、読むのであれば4記事すべてを読むことをおすすめします。京大教授の年収940万円は安すぎる? 給与の高低それ自体についてはあまり触れませんが(高山先生もそれを言いたいわけではないのだと思いますし)、いくつか面白い(というのが適当かどうかわかりませんが)ポイントがあるので、高山先生の「手記」の一部を引用しつつ、関係する論点を紹介してみたいと思います。 まずは運営費交付金と私学助成から見てみましょう。 現在、私の所属する京都大学では、収入に占めるこの「運営費交付金」の割合は約3割にまで低下している。これは、かつての有力私大における「