NIIが実施していた目録システム講習会は、目録の知識がある人がNACSIS-CATのシステムで目録を作成するための技術について指導する講習会でした。 その目録の知識や技術は、図書館の現場で先輩から後輩へと受け継がれてきました。 しかし今日では人員の削減のため、十分な指導を受けることができないでいます。 そのため、目録の知識のない人がいきなりNACSIS-CATで目録を採ることも多くなっています。 一方で目録業務は業者に委託することが進んでいます。 業者に発注する大学図書館としては、受託業者がスタッフに対して十分な研修を行うのが当然である、研修を終えて十分な技術がある人を従事させることを求めます。 しかし受託業者は、教育研修を実施しようと思っても、参加組織しかNACSIS-CATへのアカウントを取得できないので、実際に演習をすることができません。 これでは、日本で目録を採れるカタロガーは減少
NACSIS-CATに新規書誌レコードを登録しなかったり、ヒットしても所蔵登録をしない館が多数ある事は知っていましたが、長い間NACSIS-CATに登録するところで作業していたために、そういうところもあるのだ、という程度にしか思っていませんでした。 ところが最近、書誌レコードを新規に登録しない図書館で実際に目録業務を手伝う機会があり、いろいろと考えさせられました。 NIIが推奨する作業手順は、NACSIS-CATを検索して、あれば所蔵登録をする、なければ新規に書誌レコードを登録してから所蔵登録をする、というものです。目録システム講習会などでもそのようにお伝えしてきました。 これに対して、書誌レコードを登録しない図書館では、NACSIS-CATを検索して、あれば所蔵登録をする(もしくはしない)、なければローカルに新規に書誌レコードを作成します。 (NACSIS-CATに書誌レコードができるま
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