物価高を受けて、自民党の世耕参議院幹事長は、今後も電気料金や食料品の値上がりが続く場合、十分な経済対策を講じるため補正予算案を編成する必要があるという考えを改めて示しました。 物価高に対応するため、岸田総理大臣はガソリンなどの燃料油の高騰対策をまとめた上で、電気やガス料金への対応も含めた追加の経済対策を検討する考えを示しています。 これについて自民党の世耕参議院幹事長は徳島市での講演で「当面は予備費で対応できるが、寒くなれば電気代も心配になるし、ウクライナでの戦争が続き食料品が値上がりするなら補正予算案を編成して国民の不安に応えることが重要だ」と強調しました。 一方、世耕氏が所属する安倍派で当面は会長を置かずに運営していく方針が決まったことをめぐり、会長の選出には今後2、3年かかるという見通しを示した上で「派閥が分裂すれば政治の混乱につながるので、暫定的でも団結していく」と述べました。
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