意外だった。 ふと、沖縄そばの乾麺を手にとって裏面をながめてみたら 「この麺、焼そばにしても、スパゲティ風にしても、煮込んでもいいんですよ」ってことを示唆するような文言をみつけてしまったのだ。 え、いいの? ならばとばかりに色々と試してみた一部始終を報告したいとおもう。
沖縄には俗に「日本一美しいカエル」と称されるカエルがいる。 世界で本島北部の山林地帯「やんばる」にのみ生息する天然記念物『イシカワガエル』である。 そのタダでも美しく珍しいイシカワガエルであるが、彼らの中にはさらなる「レア枠」が存在する。 ごく稀に全身が鮮やかなブルーに染まる『青いイシカワガエル』だ。 本来のイシカワガエルは緑色 その青いイシカワガエルをどうしてもひと目見てみたい!というわけで僕は今年の3月頃からやんばるへ足繁く通うようになったのだが…。 本記事ではその顛末をお話ししたい。 一般的な体色のオキナワイシカワガエル(沖縄本島固有種)。苔むした岩や木肌に擬態するのに適したカラーリングである。 ところで、そもそも本来のイシカワガエルとは鮮やかながら深い緑色をベースとした体色のカエルである。 緑色のカエルといえばアマガエルしかりモリアオガエルしかり、さほど珍しくもないように思えるとこ
「沖縄の自然」といえば広大な原生林と、そこに暮らすやたらと巨大な魚や昆虫が思い浮かぶのではないだろうか。 事実、沖縄には「日本最大の◯◯」としてメディアで紹介されがちな大型動物が多種生息している。 だが、実は植物だって負けてはいない! 今回は沖縄のデカい草や豆や木や芋や薄を紹介しよう。 でーじまぎーだよ〜。 日本最大だらけの島々 沖縄県にはとにかく「日本最大」やら「巨大〇〇」といった大型生物が多い。 昆虫やその他の虫だけ見渡してみても 日本最大の甲虫・ヤンバルテナガコガネ! 日本最大の蛾・ヨナグニサン! 日本最大のクワガタ・サキシマヒラタクワガタ! 日本最大のクモ・オオハシリグモ&オオジョロウグモ! 日本最大のムカデ・リュウジンオオムカデ! …と、キリがない。 ヨナグニサンの標本(※伊丹市昆虫館に展示されているもの)。実物を見るとデカさに驚く。 八重山地方で見られるサキシマヒラタクワガタ。
先日、八重山諸島に行ってきた。石垣島に滞在して周囲の離島を見て周ったのだが(参考記事「八重山離島巡り」)、残念な事にお天道様の機嫌があまりよろしくなく、雨が降る日も少なくなかった。 でもまぁ、雨なら雨で、楽しむ方法はあるだろう。そういえば、石垣島には鍾乳洞があると聞いた。その場所も、市街地からそう遠くはないようだ。 というワケで、私はとある雨の日の朝、傘を差して石垣島中心部から北へと向かった。そこにあったのは、名前が良く似た二つの鍾乳洞と、でかい墓だ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:八重山離島巡り > 個人
……何だ、これ? と思ってながめていたら、「ドラゴンフルーツのつぼみなんです、天ぷらにしたり、茹でてあえものにしても、いいんですよ」と、店員さんに言われた。 実は先日、沖縄・宮古島に行った。甘いお酒を作って飲む部活動、乙女酒部」で作った「ミルク泡盛」が、「宮古島発のものらしい」という話をきいて、「現地のものを飲んでみたいな」と思ったのがキッカケだ。 (で、今回の旅行で、奇跡的に「ミルク泡盛、誕生の謎」が分かる衝撃の出会いが! 後日、詳細記事を書きますので少々お待ちを。) 沖縄本島には何度も行ったことはあるけれど、離島、宮古島は初めて。「雰囲気も文化も、やはり本島とは違うんだなあ」といろいろな驚きがあったのだが、帰り、ぷらっと寄った「オキナワ宮古市場」というお店で見かけた、このドラゴンフルーツのつぼみにも、ぐっときた。 他にも「見たことない野菜」が多数売ってた 「タイムサービスで、半額でいい
南国の離島というものは、なんとも魅力的なものである。 サンゴが砕けた白い砂、様々な色彩織り成すクリアな海、突き抜けるような青空に、目を焼くような強い日差し。のんびりとした空気がゆるゆると流れる、喧騒とは無縁の世界。 先日、日本の南西端に位置する八重山諸島に行く機会があった。そこに散らばる島々は、まさにそのようなイメージ通り。いや、それだけではない。それぞれの島ごとに違った個性があり、独特の風情を醸していたのだ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:東京でも学校建築を見るべきだ > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twi
県外から沖縄に来ている友達が言っていた。 「沖縄であり得ないのはさあ、道に肉とか落ちてるところだよねー」 「だ、だよねー」 そのときは特に何も思わずそのまま流したのだけど、なにか釈然としないものが頭の片隅に残っていた。 肉が 道に いやさすがにそれはあるまい。だけどここは沖縄、もしやと思い下を向いて歩いてみました。 (安藤 昌教) ゴミ多いです 普段は気にもしていなかったのだが、改めて道に落ちているものに注目しながら歩いてみるとなんとゴミの多いことか。タバコの吸殻や空き缶、店のチラシやら鉄製のなにやら部品、一度目がゴミモードに入ると次から次へとゴミばかりが視界に入る。
沖縄を歩いていると、その路地のあちらこちらで「石敢當」の三文字が刻まれた石を目にする。これは石敢當(いしがんとう)といって、魔除けの為のものだそうだ。 私はこの石敢當について、ずっと沖縄やその周辺地域にしか無いものだとばかり思っていた。しかしながら、どうもそうではないらしい。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:神奈川県には木の電柱が多いらしい > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 石敢當というものは、沖縄ではT字路など道のどん詰まりに置かれている事が多い。 沖縄で信じられている「マジムン」と呼ばれる悪霊
「沖縄の人は海水浴をしない」という話を聞いたことがあるが、アレは本当だろうか? 沖縄で出会った県民約10人の証言をまとめたところ、どうも「全く泳がないわけではないけれど、あんまり泳がないね〜」という雰囲気らしい。 さらには「泳ぐとしても水着は着ずにTシャツ等で海に入る」という証言も飛び出し、ますます混迷を極める沖縄の海事情。それでいて海に興味がないのかというと、県民みな口を揃えて「かなり頻繁に行く」との答えだ。う〜む。 ・「ビーチパーティ」とは? では沖縄県民は一体、何をしにビーチへ行くのか? 昨年沖縄を訪れた際に理由を尋ねると、これまた口を揃えて「ビーチパーティーをしに」という回答。私が『ビーチパーティー』と聞いてイメージするのは “パリピがシャンパン飲んで大騒ぎ” 的な光景だが…… どうやら沖縄における『ビーチパーティー』には年配者や子供も参加するらしいのだ。なんと今回話を聞いた約10
5月に沖縄県の南大東島と北大東島に行ってきた。沖縄本島の遥か東に浮かぶ絶海の孤島で、周囲を険しい断崖に囲まれていることから波風の影響を受けやすく、フェリーを港に接岸することができない。 なので荷物も人もクレーンに吊るされて乗り降りする――という話を前回の記事「大東島では荷物も人もクレーンに吊るされ上陸する」に書かせて頂いた。 実はその記事ではあえて言及しなかった港が南大東島に存在する。島の北西部に位置する「漁港」である。これが、とにもかくにも凄いのだ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:大東島では荷物も人もクレ
今年の5月、沖縄本島の遥か東に浮かぶ絶海の孤島「南大東島」および「北大東島」に行ってきた。 そこではフェリーからクレーンで上陸する様子に興奮したり(前々回記事→「大東島では荷物も人もクレーンに吊るされ上陸する」)、南大東島の漁港に目を見張ったりしたのだが(前回記事→「南大東島の「岩盤掘込み式漁港」が凄い!」)、この旅行における私の主目的は北大東島の「燐(リン)鉱山遺跡」を見ることであった。 北大東島は鳥の糞が堆積してできたグアノ(燐を多く含む物質)が広く分布していたことから、化学肥料の原料となる燐鉱石の採掘によって栄えた歴史を持ち、数多くの燐鉱生産施設が廃墟として残っているのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍
実に多種多様な島々から成る日本列島。その中でも私が昔から気になっていたのが、沖縄本島の遥か東に浮かぶ南大東島・北大東島である。 まさに絶海の孤島というべき場所なのでなかなか行けずにいたのだが、先日ようやく訪問することができた。 どちらの島も長年の期待を上回るほどの個性があり、滅多にできない体験ができたと思う。なんせ、フェリーの上陸からして超エキサイティングだったのだ。荷物も人も、クレーンで吊るされるのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:続日本100名城巡りを始めたら、新たな城の扉が開かれた > 個人サイ
沖縄市コザ銀天街 沖縄の中部地区にコザ銀天街という商店街がある。もともと戦後に自然発生した「十字路市場」と「本町通り」を合併する形で1978年にできたもので一時期は他の市町村からも買い物客が足を運ぶほどの賑わいだったらしい。 Yotubeに賑わっている当時の銀天街の様子があるのでご紹介しておきたい(4:15あたりからイケイケだった当時の写真がでてくる)。 しかし、近年は客足が遠のいてしまって、昼間開いているお店もまばら、人通りもほとんどなくなんだか薄暗い通りになってしまっていた。 そして、問題になったのは老朽化したアーケード。なんせ40年以上経っているので天井のあちこちに穴が空いてしまって雨漏りも酷いし、台風で屋根の一部が下に落ちてきたりして危険だったらしい。アーケードの維持については色々協議がなされていたようだけど、2014年にアーケードを所有、維持してきた市銀天街商店街振興組合が解散し
「パーラー」という言葉を聞いて、どんなものを思い出すだろうか。関東に住んでいる私の場合、まず頭に浮かぶのはフルーツパーラーかパチンコ屋だ。 しかし沖縄の場合、パーラーと言うとまた別の意味になる。食堂やカフェが近い言葉になるのだろうが、ややニュアンスが違うようにも思える。 そんな沖縄のパーラー、中には名前だけでは今ひとつ具体像の見えないメニューを出す店がある。そんなミステリアスなメニューを探してみたい。
ハブは沖縄を代表する毒ヘビであり、そのハブをお酒に漬け込んだハブ酒は沖縄土産としても有名です。お酒の中にハブがどっしりととぐろを巻いている様は壮観ですよね。 かつて私達DEEokinawaでは年賀状のネタにハブ酒のハブを食べてみたりもしたんですが、そもそもハブ酒とはどのように作られているのか皆さんご存じでしょうか? 今回はハブ酒製造の現場からその様子をお伝えしたいと思います。
なんか最近寒いですね。これが冬ですかね。 こう寒いと南国あたりでしばらく過ごしたいなと思う訳ですが、なかなかそうもいきません。ならばせめて年越しそばを沖縄そばにしようかと、本格的な作り方を習ってきました。 やってみると意外なほどに簡単で、とても美味しくできました。
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