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ブックマーク / kawa-kingfisher.cocolog-nifty.com (6)

  • 梅田氏の「ウェブ進化論」を読んで色々と考えた - カワセミの世界情勢ブログ

    珍しく休暇を取って旅行に行っていた。暇なホテルでの夜に最近話題の梅田氏の著作「ウェブ進化論」を読んだ。私は元々ネットにどっぷりという人間ではないのでこの種の一般人向けのとしての丁寧な著作は有難い。久々の更新の割にはただ暇潰しエントリになってしまうがつらつらと思ったことを書いてみたい。そういうわけで書評と言うわけでもない。主に読んだ人に対するメッセージだと思ってもらいたい。 この梅田氏の著作については、インターネットバブル崩壊後の第二世代のネット技術の進化の要点を鋭く押さえているという点をまず評価しなければならない。そして語られて無い点が重要だという言い方で、R30氏が2回のエントリ(上・下)においてある質的な部分を的確に喝破している。しかしながら、私の抱いた最初の見解としては、むしろ古典的アプローチの先鋭化がネットによってなされているというものであった。純技術的に言えば、このIT革命の

    梅田氏の「ウェブ進化論」を読んで色々と考えた - カワセミの世界情勢ブログ
    ume-y
    ume-y 2006/03/01
    「日本語に堪能である事がほぼ唯一の自分の知的資源であるような人がかなりの苦境に立つであろう」
  • 憲法改正における自衛権の議論 - カワセミの世界情勢ブログ

    自民党の新憲法草案が海外でも注目を浴びつつあるようだ。この風景はある種明治維新のそれに似ているのかもしれない。世界がその重要さに気付くのに一定の時間を要するという意味で。例外は関わりの深い米国くらいだろうか。 第九条の第一項をそのまま残したのは無難な選択だ。多くの民主主義国とさして変わるわけでもない。防衛のみを謳う建前はいずこも同じであるからだ。また自国単独での話となればそれで構わない。予防戦争などの積極的行動の場合は、いずれにせよ集団安全保障の問題の議論となり、一国の憲法が扱う範囲を超えるからだ。 米国の視線はとなると、遠慮も何も無くこんな事を言うワシントンポストの言い分(参照)は音に近いのだろう。真っ先に連想するのが台湾問題というのは現実とも合っている。 The most likely beneficiary would be Japan's closest ally, the Un

    憲法改正における自衛権の議論 - カワセミの世界情勢ブログ
    ume-y
    ume-y 2005/12/01
    EUと違って、カナダ・オーストラリアは、米国と単独で交渉しなければならない。日本は米国に多くの要求を通していると見られており、加豪は、日本との関係強化を求めている。らしい。
  • 鳥インフルエンザの脅威とはどういうものか - カワセミの世界情勢ブログ

    鳥インフルエンザの感染可能性について色々報じられている。これがどういう文脈で問題視されているか、多くの日人はあまり実感が無いようだ。これに関しては非常に良い論文があるのでこの機会に引用しておきたい(参照)。筆者のローリー・ギャレット氏は感染症やバイオテロなどの外交・安全保障への影響を専門としている。やや長いが内容は充実している。ほぼ全てを精読する価値があるだろう。一部引用する。 The havoc such a disease could wreak is commonly compared to the devastation of the 1918-19 Spanish flu, which killed 50 million people in 18 months. 欧米人のイメージとしてはスペイン風邪ということだ。この件は第一次世界大戦との関連もあって鮮烈だ。ただ今の日人には大

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  • 8.15に歴史を振り返るということ - カワセミの世界情勢ブログ

    PCの調子が悪く、OSの再インストール作業からやる羽目に。ただでさえまめでない更新がより滞っている。何とか復旧してはいるが。 この時期は戦争を振り返るというテレビ番組などが多く、どうせ良い番組もないだろうからせめて関係するでもと目を通してみた。今回は新潮新書の「あの戦争は何だったのか」(保阪正康氏 著)を取り上げてみたい。全般として特定の思想的立場に立つというものではなく、客観性に徹する態度に好感が持てる。歴史的事実を極力公正に取り上げようというスタンスが感じられる。「大人のための教科書」と銘打っているが、一定以上の知識がある人にはやや蛇足な面もあるかもしれない。ただ新書という事でページ数もそれほどは無いので軽く目を通すには手頃だろう。関連したことも交えて色々述べてみたい。 このの構成は、第一章が旧軍の組織に関する概略の説明、第二章が開戦に至るまでの外交経緯、第三章から五章までが戦時中

    8.15に歴史を振り返るということ - カワセミの世界情勢ブログ
  • 政権選択と指導者の資質 - カワセミの世界情勢ブログ

    世の中は選挙で大騒ぎ、この自分のマイペースなブログまであちこちでリンクされて苦笑している。論壇系とか大層な表現されても困ってしまう。まぁ、今回は同じように思う人がそれなりに多いせいかもしれない。今日はそれに関連して思ったことを少し書いてみたい。それは政党の党首の資質ということだ。 これまでの自民党の首相は、個人ベースの資質で見ると必ずしもリーダーとしての器量を備えているとは思い難い人もいた。しかし、近年の選挙では、この党首の資質を見て投票する政党を決める傾向が強まっているのではないかと思う。 これは海外の民主主義国を観察するとやや傾向があるようにも思う。例えば中級国家と見られる人口1,000~3,000万程度の国では、比較的指導者個人の資質にはうるさくなく、政党の持つ総合的な政策に注目が集まらないだろうか?もちろん個人の資質が重視されないわけではない。ただ細かな部分に至る個人攻撃の段階まで

    政権選択と指導者の資質 - カワセミの世界情勢ブログ
    ume-y
    ume-y 2005/08/18
    日本が核武装したとして、スイッチを持つのは、その首相。
  • 解散・総選挙に思う日本の政党政治の状況 - カワセミの世界情勢ブログ

    結局参院では郵政民営化法案が否決され、小泉首相は衆議院を解散した。選挙日程は奇しくも9.11だが、米国のそれほどではないにせよ日の将来もいささか変わる日になりそうだ。思うことは色々ある。今回のエントリはいつにもましてまとまりが無いが許されたい。 以前のエントリでも書いたように、私は自民党がかなり善戦するという予想をしている。理由は簡単で、あれだけ落ち度の多い今までの自民党でも政権の座にはあったからだ。今回小泉首相の下で守旧派と世間的には見られている人々を追放して戦う選挙戦ではそれなりの追い風があり、そして主に岡田代表などを代表とする民主党執行部の無力により、改革勢力としての政治姿勢にやや疑問符が付いている。少なくとも(マスコミの報道はどうか知らないが)客観条件的には小泉自民党に有利と思われる。何だかんだといいながらも、都市部の知識人サラリーマンなどがマジョリティの帰趨を決めてきたと思うが

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