『機動戦士ガンダム』でジオン公国軍は当初、モビルスーツ「ザク」で戦備を統一していました。しかし戦争後半になると「グフ」「ドム」「ゲルググ」など多数の機体が登場します。なぜ種類を増やしたのか、旧海軍を例に考えてみます。 バラエティに富むジオンのモビルスーツ群 人気アニメ『機動戦士ガンダム』において、ジオン公国軍は当初、人型のロボット兵器、いわゆるモビルスーツ(以下MS)を「ザク」に統一します。「ザクI」「ザクII」の違いはありますが、この両者は武装もほぼ同じで、兵器としての運用構想に差はなく、概ね共通運用が行われていました。 補給・整備の都合を考えるなら、兵器の種類は少ない方が合理的です。開戦時のジオンはどの艦艇にMSを収容しても、補給・修理・整備が行えたでしょうから、機種統一することで合理的な運用が可能だったと考えます。 拡大画像 1980年頃のアメリカ空母「キティホーク」の艦上。多種多様
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