米国では、気分を高ぶらせたり、幻覚症状を引き起こしたりする合成薬物が「バスソルト(Bath Salts)」の名称で出回り、やはり問題になっている。表向きは吸引用でないと断って販売、違法薬物の成分構造を変化させて取り締まりを逃れる手口など、日本の「脱法ハーブ」と状況はそっくりだ。きょうのテーマは「脱法バスソルト」とした。下着姿で森さまよう 米メディアで、バスソルトの記事をしばしば目にするようになった。「バスソルト」はそのままなら「浴用塩」。だが、おフロとは関係なく、作った人と使う人がそれと分かる符帳のようなものであるらしい。ネット通販のほか、ガソリンスタンドやコンビニなどで入手できる。“商品名”は「アイボリーウエーブ」や「バニラスカイ」「ブリス」などさまざまだ。小売りの店員が中身が何であるかを知っているとはかぎらない。 脱法ハーブのように、葉っぱに吹き付けて仕上げたりはしない。瓶詰の粉末。ラ