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5年6か月も架空循環取引 名門メルシャンお粗末な内部監査
ワインのメルシャンで発覚した架空循環取引で、お粗末な内部監査の実態が露呈した。2010年8月12日に公開された社内報告書と第三者委員会の中間報告によると、メルシャンの水産飼料事業部は、売り上げの計上を操作する不正会計と、架空製造や架空販売による循環取引を繰り返してきた。損失処理による影響額の合計が64億7900万円。にもかかわらず、内部監査はそれを見落としてきた。 架空循環取引は2005年度から10年12月期第2四半期（4‐6月期）までの5年6か月に及んでいる。損失処理による影響額の合計が64億7900万円、決算訂正に伴う影響額を合わせると83億5100万円に上る、とメルシャンはしている。 糠のようなものを敷き詰めたニセ飼料でごまかす それにしても5年6か月のあいだ、なぜ気がつかなかったのか――。メルシャンは「（水産飼料事業の幹部らが）監査時などに偽装工作を行っていたため」と説明する。 本
メルシャンで「循環取引」か…架空の売上高計上 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
ワイン大手のメルシャンは２６日、養殖魚の飼料販売を手掛ける水産飼料事業部が過去数年間にわたり、複数の取引先と互いに発注を繰り返して架空の売上高を計上する「循環取引」を行っていた可能性が高いと発表した。 社内調査で同事業部の社員らが不正を認め、販売先など２社の関与が濃厚だという。金額や不正取引の詳細は精査中として明らかにしていない。 メルシャンの２００９年１２月期の売上高は約８３２億円で、このうち水産飼料事業部の売上高（約７７億円）の一部でかさ上げがあるとみられる。 メルシャンに今月１０日、取引先から「実体を伴わない架空の請求を受けている」との申し出があり、不正取引の疑いが判明した。
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