01年6月の小泉純一郎首相時代に始まり、歴代内閣で受け継がれてきたメールマガジンが、菅直人内閣になってストップした状態が続いている。発行する内閣広報室は、官邸に対応を委ねているが、現在も「検討中」だという。番記者とのぶら下がり取材を1日2回から1回に減らし、発信力の低下が指摘される菅首相だけに、メルマガは“消滅の危機”に立たされている。 内閣広報室は、6月8日の菅内閣発足直後の6月10日付で「今後、メールマガジンに関して連絡メールを配信させていただくこともございます」とメールを登録者に送信したがその後、進展はない。これまで内閣が変わって1カ月以内には新内閣のメルマガが発行されてきた。菅氏の場合、発足直後に参院選があり、メルマガどころではなかった側面もあるが、発行を続けるか、手段も含め結論は出されていない。 最近は、ツイッターやブログなど手段が多角化し、「メルマガでなくても発信は可能」(政界