インターネット検索で世界最大手の米グーグルと国内最大手のヤフーの提携に異論が噴出している。ヤフーがグーグルから検索技術の提供を受けることで、実質的に国内で9割超のシェアをグーグルが掌握。利用者の選択肢が制限されたり、新規参入が阻害される恐れがあるためだ。公正取引委員会も28日、現段階では独占禁止法上の問題はないとしながらも、「監視していく」と表明した。 「日本ではグーグルがすべての検索情報を支配することになる」 ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフト(MS)は27日、前日に発表された両社の提携を批判する声明を発表した。 MSは、米ヤフーと世界規模で検索事業を事実上統合。「検索エンジン」と呼ばれるキーワードを打ち込んでネット上の関連情報を検索するシステムについて、MS製に統一することを打ち出している。 しかし、米ヤフーがソフトバンクに次ぐ第2位株主となっている日本のヤフーは、“親会社”の意