任期満了に伴う福岡市長選は14日投開票され、自民、公明両党が支援した無所属新人の元民放アナウンサー、高島宗一郎氏(36)が、再選を目指した無所属現職の吉田宏氏(54)=民主、国民新推薦、社民支持=や無所属新人6人を破り、初当選を果たした。 高島氏は、政令指定都市の首長としては熊谷俊人千葉市長(32)に次ぐ2番目の若さになる。 投票率は43.67%で、前回市長選を1.10ポイント上回った。 地元民放の情報番組で司会を務めた高島氏は、知名度を生かして無党派層を引き寄せた。自民党は推薦を出さなかったが、谷垣禎一総裁や石原伸晃幹事長、人気のある国会議員らを連日のように投入。経済界も支援し、幅広く支持を集めた。