賞の健康効果 「芥川賞を受賞すると、受賞しなかった候補者に比べて、余命が1.7年延びる。一方で、直木賞を受賞すると余命が5.3年縮まる」 私たちの研究チーム(佐々木周作・京都大学大学院特定講師、黒川博文・兵庫県立大学講師、大竹文雄・大阪大学大学院教授)は、そんな研究成果をJournal of the Japanese and International Economiesという経済学系の英文学術雑誌に発表しました。この研究は、学会で初期的な分析結果を報告していたころから注目を集め、朝日新聞・日本経済新聞などの全国メディアで取り上げられました。 SNSでも、専門内外のたくさんの方々に話題にしてもらいました。おもしろい研究だ、という声が上がる一方で、どうしてこういう研究が必要なのか理解できない、という声もありました。かくいう私自身、全国紙に記事が掲載されることを両親に報告した際、記事を見た両親
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