SEIRモデル(エスイーアイアールモデル)は、感染症流行の数理モデルである。 モデルは 感染症に対して免疫を持たない者 (Susceptible) 感染症が潜伏期間中の者 (Exposed) 発症者 (Infectious) 感染症から回復し免疫を獲得した者 (Recovered) から構成され、その頭文字をとってSEIRモデルと呼ばれる。 類似のモデルに潜伏期間を考慮しないSIRモデル、免疫獲得を考慮しないSISモデル、母体免疫派生を考慮したMSIRモデルなどが存在する。 モデルは以下の常微分方程式系で書き表される。 ただしtは時間、mは出生率及び死亡率、aは感染症の発症率、bは感染症への感染率、gは感染症からの回復率を表す。 またNは全人口を表し、 で定義される。通常Nは定数である。