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アジアと政治に関するyuigon_infoのブックマーク (2)

  • 「政経分離」:戦後東アジア国際政治史の智慧

    冷戦時代の境界線が残る東アジア 東アジアの地域統合が欧州のように進まないのはなぜか、という質問をしばしば受ける。中国の存在とかナショナリズム、あるいは発展度合いの相違とか、さまざまな回答があり得るが、ひとつの鍵は緊密な経済関係とは裏腹に存在する安全保障上の問題である。欧州には、冷戦下でも北大西洋条約機構(NATO)のような西側諸国をまとめていく枠組みがあった。それが西欧統合の基礎となり、冷戦後にはNATOが東に拡大して、欧州連合(EU)拡大の基礎となった。 だが、東アジアはそうではない。反共同盟はあったものの、米国とその同盟諸国の間のハブ・アンド・スポーク関係が基で、日韓、日台など横の関係は強固とは言えなかったし、冷戦時代が終わっても、日の敗戦および朝鮮戦争を経て形成された安全保障上の境界線は現在も残されている。昨今、これらの境界に変化の兆しが見られるのも確かだが、当面はこの境界線が維

    「政経分離」:戦後東アジア国際政治史の智慧
  • 社会保障の再考:アジアの次なる革命

    (英エコノミスト誌 2012年9月8日号) アジアの多くの国が社会保障制度の構築に取り組んでいる。アジアは欧米の過ちから学ぶことができる。 アジア諸国はかなり以前から、そのダイナミズムで世界をうならせてきた。長年にわたる目覚ましい成長のおかげで、現代のアジアでは、歴史上のどの時代よりも多くの人々が絶望的な貧困から抜け出してきた。 だが、豊かになるにつれて、アジアの市民が政府に求めるものも大きくなっている。アジア全域で、公的年金、国民健康保険、失業手当などの社会的保護を求める圧力が増している。その結果、世界で最も活気にあふれる経済国は、単に富を築くことから社会保障制度の構築へとギアを入れ替えつつある。 富の創造から福祉国家の創造へ この変化のスピードと規模は驚くほどだ。インドネシア政府は昨年10月に、2014年までに全国民に健康保険を提供すると約束した。インドネシアは現在、世界最大の「単一支

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