今朝の産経新聞の主張に「菅財務相」「司令塔の責任を自覚せよ」が書かれているが、私は、さらに「内閣の責任、閣僚の責任、与党の責任を自覚せよ」と言いたい。 自民党政権時代を思い出してほしい。もしも総理と副総理、閣僚同士が批判しあったり、否定しあうようなことがあれば、それは「政局」覚悟の行動であった。 そのようなケースは政権運営における異常事態なのである。通常は、直接会うか電話で苦言を伝えて調整するものだろう。オンレコの記者会見やぶらさがりの場で、他の大臣を批判することは、相当覚悟の上の行動である。 政策の見解に違いがあり、調整の必要があるならば、まず、直接本人に話をすべきであって、マスコミにはその結果の話をすればいいではないか。 内閣の一体性を維持して、まとめあげて、政権運営をしていくということはそれほど重いことである。しかし、今の内閣は野党時代の感覚のまま、評論家的に思いつくままに「批評」し