法務省は、ことしの犯罪白書をまとめ、去年検挙された人のうち、繰り返して犯罪を犯す「再犯者」の割合が、平成に入って最も高くなり、職業安定所と連携して、就職をあっせんするなど、刑務所を出たあとの支援を強化することが必要だと指摘しています。 16日の閣議に報告された犯罪白書によりますと、去年1年間に起きた一般刑法犯罪は148万1000件余りで、6年連続で減少しています。 一方、繰り返して犯罪を犯す再犯者は13万3000人余りと、検挙された人全体の4割以上を占め、平成に入って最も高くなっています。 また、再犯者の4割以上が、刑務所を出たあと5年以内に犯罪を犯して、入所しています。 再犯者を年齢別に見ると、20歳代前半と65歳以上が多くなっていて、白書では、この年齢層の人たちは、仕事や住居、相談相手などがないために、犯罪を繰り返すケースが多いとして、職業安定所と連携して、就職をあっせんしたり、福祉施