―今までに無かった政策政権、民主党― 歴史的政権交代から約一ヶ月が過ぎ矢継ぎ早にマニフェスト、実行に向けて政策議論を活発化させています。自民党政権が左翼化して以来、自民党的「大きな政府論」と民主党的「巨大な政府論」との審判に国民は「巨大な政府」を選択しましたが、私はそのマニフェストの中の「子供手当て」を中心とする社会保障政策と「地方分権(主権)などの統治権の問題を勘案しますと、近代市民権が確立して以来、かつてない危険な政権が誕生しつつあると思っています。 ―専制されないということ― 保守主義者、自由主義者の政治的な最低目標は「諸条件の自由と平等を守る」ことを第一の主眼としています。つまり官僚や政治家による「諸条件の抑圧」から個人の自由と平等を「民主的、合法的に守る」ことです。平たく言えば「政府によるあらゆる規制をできるだけ少なくする」ことです。 ―「諸条件の平等」は専制を生む― フランスの
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