書籍化のスタートと同時期に映画化の話も立ち上がり、現在制作に向けて動いているという。価格は1260円(画像クリックで拡大) 62歳の漫画家が89歳の認知症の母との日々を描いたコミックエッセイ『ペコロスの母に会いに行く』が、派手な宣伝をしていないにもかかわらず好調に売れている。作者は40歳で故郷・長崎県に戻ってきた岡野雄一氏。タイトルにある「ペコロス」は小型タマネギの品種名で、頭髪がない作者の愛称だ。息子のことも忘れつつある母が、その頭をぺちぺちと叩くことで息子だと確認する様子など、悲しい出来事もユーモアを交えて描いている。 このコミックエッセイは、岡野氏が2012年1月に自費出版した本が基となっている。自費出版本の初版は500部だったが、内容にほれ込んだ旧知のカフェオーナーや詩人の伊藤比呂美氏、Facebookにたけた音楽プロデューサーなどが熱心に応援し、短期間に3刷1500部まで躍進した
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