犯罪死を見逃さない制度について検討していた警察庁の研究会(座長・佐藤行雄元国連大使)は28日、死因調査が専門の新たな解剖機関を各都道府県に国の機関として設置することを国家公安委員会に提言した。殺人事件の半数近くが親族によるものであることから、遺族の承諾なく遺体を解剖するため、新たな法整備も必要とした。 提言によると、新たな解剖機関(仮称・法医学研究所)は、犯罪死を見逃さないことと、疫病調査などの公衆衛生の二つの役割を担う。警察庁と厚生労働省が主管する。研究所の職員として解剖医らを国費で雇い、24時間態勢で解剖に備えるという。 また、解剖医を現在の約170人から850人ほどに増やし、解剖率を現在の5倍近い50%まで高めることが望ましいとした。そのために、文部科学省による大学の法医学部門の定員増や医師の法医学部門研修による育成などの新たな解剖医育成制度も提案した。 ただし、解剖率を50%
2007年11月27日22:45 カテゴリ書評/画評/品評Medicine Aiって何だ!? - 書評 - 死因不明社会 目から鱗。 死因不明社会 海堂尊 日本の医療問題は、始まりたる産科に関しては大いに報道されているが、終わりたる死をどうするかに関してはきわめて静かである。しかし問題の深刻さは産科に勝るとも劣らないことは本書を読めばわかる。 ただし、一つ違いがある。「終わり」の方には一つ冴えたやり方があるのだ。 それが、本書「死因不明社会」が紹介するAi。Artificial IntelligenceではなくAutopsy imagingの略である。この言葉、Wikipedia日本語版どころか英語版にもまだ載っていないが、本書読了後は誰かが載せずにいられなくなる重要な言葉となるはずである。 目次 - プロローグ 「死因不明社会」の出現とその処方箋 第1章 そして誰も「解剖」されなくなった
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く