厚労省 許可証なくても埋葬認める 東日本大震災 厚生労働省は14日、東日本大震災の犠牲者の遺体埋葬について、墓地埋葬法に基づく許可証がなくても、弾力的に埋葬を認める方針を決め、都道府県に通知した。 厚労省によると、通常は許可証がなければ遺体の埋葬などは認めないが、自治体が被災地の状況に応じて判断し、埋葬を認めることにする。 1995年の阪神大震災でも同様の対応が取られた。厚労省は、被災地の状況に応じてさらに柔軟な対応策を検討するとしている。 被災地では犠牲者が多数に上り、遺体の埋葬手続きを進めないと衛生上の問題が起きる恐れがあるため、自治体から柔軟な対応を求める声が上がっていた。