化学兵器使用とアメリカの軍事介入への動きによって、日本でも8月下旬からシリア情勢に関する報道が急に増えてきた。しかし、その論調にはおかしなところがいくつもある。 実は筆者は、シリアとはプライベートで長く深く関わってきた。20年前に結婚した元妻がシリア人で、その後、何度もかの国を訪問し、親族や友人を通じてシリア人社会を内側から見てきたのだ。 シリアは北朝鮮と同様の強権体制の独裁国家で、秘密警察が国中に監視網を構築し、不満分子は徹底的に弾圧する恐怖支配が行われている。言論統制も徹底され、もともと外国人記者が自由に取材できるような国ではないうえ、外国人と接する機会のあるシリア人も、秘密警察を恐れて外国人に迂闊にホンネを話すことはない。したがって、なかなかその真の姿が外国人には見えにくい。 筆者のような関わりは希少ケースと言っていいが(シリア人女性と結婚した日本人は筆者が2人目らしい)、そのためシ
福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水300トンが漏れた問題で、東京電力は9日、敷地内の山側にあるタンク近くで採取した地下水から、新たに1リットル当たり3200ベクレルの放射性物質(ストロンチウムなど)を検出したと発表した。 地下水は8日にタンクの北側約20メートルの場所で、深さ6メートルまで穴を掘り採取した。 タンク南側の地下水からも既に650ベクレルの汚染が見つかっており、漏れた汚染水が地中に染み込み、付近の地下水に広がった恐れが高い。政府と東電が汚染水増加を抑えるため、準備を進める地下水のくみ上げ計画も、見直しが必要になる可能性がある。今回の検出地点は、くみ上げ用の井戸から約130メートルしか離れていない。
2020年のオリンピックが東京で開催されるニュースは、私も8日午前5時に起きて生放送で見た。会場で踊り上がり、抱き合って喜ぶ関係者方の姿を見て、思わず私も「やったね~!」と叫び、拍手した。 開催を喜ぶ一方で、東京オリンピック開催の掲載効果で「景気回復が加速する」「株も不動産価格もオリンピックに向けて一段高になる」などの論調が横行し始めた。 この点については、クールな判断が必要だ。新興国のオリンピックで、経済効果が大きく誘発されるたのは事実だ。1964年の東京オリンピックも、当時の日本は戦後復興を経たばかりの一種の新興国だった。オリンピックに向けて首都高速や東海道新幹線が建設され、競技場の建築物もことごとく新規に建設され、東京中が建設ラッシュに沸いた。 しかしロンドンにしろアメリカの都市にしろ、成熟した先進国でのオリンピックは、多少の新設はあるものの、多くは既存の建造物を使用して行なわれる。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 シリアの化学兵器攻撃の犠牲者の映像が捏造だと訴えるマザー・アグネス ◆9月9日 シリアのこの2年半に及ぶテロリスト・外国人傭兵らとの戦いは、なにかドラマ「半沢直樹」を思い起こさせる。あらゆる陰謀を駆使する力ある存在が義なる立場を貫く存在を徹底的に貶め、落とし入れ、左遷させようと画策するが、少数の仲間達と団結し、その陰謀に立ち向かい、一つ一つ乗り越え、とうとう最後はその総本山に対して倍返しで報いる・・・ 今まで欧米はあらゆる陰謀を策してこの世界を我が物にしてきたが、このシリア問題では、さすがに世界から総すかんを食らっている。アフガンやイラクの失敗があるのにまだ懲りないのか、というのが世界の良識の声であろう。力があり、逆らえないという事実はあるが、それにしても、というのが本音であろう
ビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) “LinkedIn”はご存知だろうか?LinkedInは2003年にシリコンバレーで誕生し昨年に比べて35%もユーザー数が急増した。 今やアメリカでは欠かせないSNSだ。2011年10月には日本語対応でのサービスが始まり世界中のプロフェッショナルの生産性を高めることを目的としている。 ところが日本では日々ビジネスで活用している人はおそらく外資系に勤める日本人だけでごく稀なようである。日本の就職活動に利用されている印象もない。なぜ日本では流行っていないのか?今回はその理由に迫ってみた。 ユーザー数2億人突破 先ほども申し上げた通り、LinkedInは昨年に比べて35%もユーザー数が増加しているビジネスに特化したアメリカでは欠かせない人気のSNSだ。2011年にはユーザー数が1億人を超え、2012年には約1億5千万人、今年1月には2
2018年05月11日更新 [1]シュタイナーが警告した「432Hzではない基本音調の世界は悪魔を勝利に導く」 を体感してみました (2015/03/28) [2]ジョン・レノンの曲に DNA を修復するといわれるソルフェジオ周波数 528Hz コード「だけ」で作られていたものがあることに気づいた日の少し前に「宇宙の周波数」と言われる 432Hz を示すクロップサークルが発見されていた (2014/08/26) [3]《特報》「人間によって観測」されるまでは「この世の現実は存在しない」ことを、オーストラリアの量子学研究チームが実験で確認 (2015/06/06) [4]植物が「緑色」であり続ける理由がわかった! そして人間の生活システムの完成は「植物との完全な共生」にあるのかもしれないことも (2015/07/06) [5] あらゆる音楽のピッチをテンポを変えずに 440Hz から 432
パタゴニアの環境キャンペーン「アワ・コモン・ウォーターズ」を通じて、また私たちの住む町や身近な地域が、年々拡大する石油や天然ガス開発の危機にさらされている状況を受けて、一般に「フラッキング」と呼ばれる水圧破砕法が、水、大気、土壌、野生生物の生息環境、そして人体の健康に弊害をもたらす可能性について、私たちは大きな懸念を募らせてきました。現在、米国内にある石油・天然ガス坑井の90パーセント以上は掘削にフラッキングを利用しており、その工程に使用される多くの薬剤や化学薬品が人体や野生生物にとって有毒な物質であることがわかっています。 そしてフラッキングは米国東部だけでなく、世界各国に広まっています。 天然ガスは何十年ものあいだ、大規模な自然に噴出するガス田の上に垂直に掘られた単一坑井から採取されてきました。その後、高収益をうたい文句に登場したのが、水と化学物質を大量に使用してシェール(頁岩)層から
CoCo壱番屋の独走が続き、「2位不在の業界」といわれ続けてきたカレーチェーン業界で最近、個性派カレー専門店チェーンが勢力を拡大しつつある。 そんななか、最近になってひそかに増殖しつつあるのが「淡路島カレー」だ。2011年11月からスタートし、現在の導入店舗数は秋田県から熊本県まで53店(さらにオープン待ちが14店)、3年後には500店を目指しているという(店舗一覧はこちら)。街角で看板写真を見かけたり、メニューに淡路島カレーがのっているのを見かけたりしたことがある人は多いのではないだろうか。 淡路島カレーを事業展開しているのは、店舗・経営のコンサルティング会社「ビープラウド」(東京都中央区)。社員わずか7人で運営、しかも「ネットからの申し込みや紹介が多く、営業はほとんどしていない」(同社の大山淳代表)という。いったいどんなカレーで、なぜこれほど急激に増え続けているのか。 1皿に淡路島産タ
エジプトでは、事実上のクーデターで停止された憲法の改正を検討する委員会の初会合が開かれ、宗教組織による政党の設立を禁じる規定を盛り込むことが検討されていることから、今後、イスラム組織ムスリム同胞団の反発が一段と強まることが予想されます。 エジプトでは軍による事実上のクーデターによって憲法が停止されており、暫定政府はことし中に憲法を改正する方針です。 首都カイロでは、8日、弁護士やジャーナリスト、それに若者グループの代表など50人で作る憲法改正委員会が初めての会合を開きました。 委員長にはアラブ連盟の事務局長などを務めたアムル・ムーサ氏が選出され、「国民の利益を第一にする憲法を作るための第一歩を踏み出した」と抱負を述べました。 改正の草案はすでに別の委員会が作っており、委員会はおよそ2か月間かけてこの草案について議論したあと、最終的な改正案を策定し、年内に国民投票にかける予定です。 草案には
やっかいな原稿になってしまった。 書きにくい理由は、私自身が五輪招致に反対だったからということもあるが、それ以上に、東京の五輪招致活動は失敗に終わるものと決めてかかっていたからだ。 招致成功の可能性をゼロと踏んでいた以上、当然、私の脳内には、失敗を前提とした予定稿が着々と出来上がりつつあった。 そんなわけなので、9月8日の朝、パソコンを立ち上げて、東京招致の結果を確認した瞬間に、私のシステムは、フリーズした。 リセットと再起動には、4時間ほどの時間を要した。 具体的に言うと、午前7時に結果を確認した後、私はそのまま11時までふてくされて二度寝をしたのでした。 ある年齢を超えると、願望と予測の境界が曖昧になる。今回は、そのことを思い知らされた。 単純な賛否について言うなら、私は、百パーセントの反対論者だったわけではない。いくつか、反対する理由をかかえていたということで、比率で言うなら、反対7
ミュージックセキュリティーズ株式会社 代表取締役 2000年12月ミュージックセキュリティーズを創業し、『もっと自由な音楽を。』をモットーに、こだわりを持ったインディペンデントなアーティストの活動の支援をする仕組みとして音楽ファンド事業と音楽事業を開始する。 2006年より音楽以外のファンドの組成を開始し、現在は純米酒の酒蔵、農林水産業、アパレル、Jリーグチーム、再生可能エネルギー、地域伝統産業等190本超のファンドを組成する。 2011年「セキュリテ被災地応援ファンド」、2013年「セキュリテエナジー」、「ソダッテ阪神沿線」プロジェクトを開始した。 2013年、さらに多くの人、そして事業者に活用してもらうために、大阪に支社を設立。 「被災地応援」と「音楽」、2つの事業で見つけた「ファンド」という仕事の本当の役割 6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」にも取り上げられるなど、近年、日本
今日の横浜北部は快晴です。九月だというのに暑いですね。 さて、この間翻訳を出したばかりのルトワックが、予想通りというか、アメリカの対シリア政策について興味深い議論を展開しておりましたのでご紹介。 この記事は完全に見逃していたものですが、Twitterで教えてもらいました。ありがたいことです。 === どちらが勝ってもアメリカはシリアで敗北する byエドワード・ルトワック ●先週の水曜日のニュースでは、シリアの首都ダマスカスの郊外で化学兵器が使われたことが報じられた。人権活動家によれば、これによって数百人の民間人が殺害されたということであり、エジプトの危機のほうが悪化しているにもかかわらず、シリアの内戦がアメリカ政府の関心を引きはじめた。 ●しかしオバマ政権はシリアの内戦に介入してはならない。なぜならこの内戦では、そのどちらの側が勝ったとしてもアメリカにとっては望ましくない結果を引き起こすこ
東京電力福島第一原発の汚染水問題が深刻さを増しています。政府がしっかり対応するためには、原点に戻って東電処理策の見直しが不可欠です。 東電が汚染水の海洋流出を認めたのは、参院選投開票日の翌日、七月二十二日でした。それまで政府は事態を知らなかったのでしょうか。政府は昨年七月、東電に公的資金一兆円を投入し事実上、国有化しています。
ブラジルのマナウスを目指し、アマゾン川を下る3泊4日の船旅に出ました。ハンモックに揺られながら大河を下っていると、どこからか心地よい風が吹いてきて、いつの間にか眠ってしまうのでした。 こんにちは!世界新聞特命記者の清谷啓仁です。世界一周中のわたくし、現在、ブラジルのマナウスにいます。広い国ですが、これから3ヶ月かけてブラジルを周遊する予定です。 船旅のスタート地点はコロンビアとブラジルの国境の街、レティシア。隣のブラジル側の国境の街タバティンガへは国境を自由に行き来することができます。両都市間の移動だけなら、パスポートもビザも必要なし……。 タバティンガの町並み。奥に見えるのは……アマゾン川。全長約6516kmの世界最大の河川です。 タバティンガ(緑)からアマゾン地域最大の都市マナウス(赤)へはアマゾン川を船で下ることにしました。「アマゾン川を船で下る」という響きにロマンを感じずにはいられ
Inc.:私たちはつい、人生の目的を、社会的地位の向上、キャリアの確立、財産の蓄積、競争(そして勝利)、権力の掌握と考えてしまいがちです。 そして、成功に恵まれていないとき理想に固執してしまうのは、それ以外に何も知らないからなのです。 そこでひとつ、私からの提案があります。人生の目的は、食べていくための仕事とは一切関係ないと考えてみてはいかがでしょうか。人生の本当の目的は、自分に正直に生きること。そして、自分とはいったい誰なのかを知ることなのだと。 きっと多くの人が「そんなこと分かっている」と言うことでしょう。そして「でも、できないんだ」と。でも、「できない」本当の理由を知れば、理想に近づけるはずです。 1.内から外を見るのではなく、外から内を見ながら生きている 私たちは小さいころから、他人を参考にして生きることを教えられて育ちます。子供時代には、社会的規範に従うことが大事。つまり、他者と
By Pascal さまざまな作業が機械化されて生産性が高まる一方で、合理化に伴う「人減らし」によって職を失う人がいるという事実は、現代社会の失業問題の根本的な原因だと言われており、テクノロジーの進化が人間から職を奪っていると公言する学者がいるほどです。しかし、これに真っ向反論し、技術進化に伴う機械化は職を奪うものではなく雇用を破壊していないという見解が出されています。 Stop Saying Robots Are Destroying Jobs—They Aren't | MIT Technology Review http://www.technologyreview.com/view/519016/stop-saying-robots-are-destroying-jobs-they-arent/ つい最近マサチューセッツ工科大学(MIT)のデービッド・ロットマン技術調査員は「技術は
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