「労働市場における女性の役割を理解することは、社会にとって重要だ。ゴールディン氏の画期的な研究のおかげで、根本的な要因や、将来的に対処が必要かもしれない障壁についてはるかに多くを理解できた」と選考委員会委員長のヤコブ・スベンソン氏は説明した。 ゴールディン氏は1946年にニューヨークで生まれ、ハーバード大学で教授を務める。男女の賃金格差は歴史的に教育や職業選択の違いによって説明され得るものの、現在でも同じ業務の男女に賃金格差はほぼ存在し、第一子の誕生とともにそれが生じることを過去200年余りのデータを活用して証明した。 原題:Claudia Goldin Awarded 2023 Economics Nobel Prize(抜粋)