週刊ライス・ビジネス 〔コメ 生産・流通の動向〕米穀業界・米産地への取材で取得した情報をお知らせします。週刊ライス・ビジネスについて詳しいことを知りたい方はプロフィールをクリックしてください。 <週刊ライス・ビジネス編集部 電話042-755-5602 FAX042-776-6047> 玄米の市中相場が下げ止まらない。4月に入ってすぐ底割れした相場は、先週になって再び大きく下げ、「二番底」を突いた。関東コシヒカリ、秋田あきたこまちは1万5千円を割り込む勢いだ。 値下がりの直接の原因は、米卸が3月末引き取り契約分の引き取りを実行したため、卸在庫が満杯になったのに加えて末端の売れ行き不振が重なった。これまで全農の人為的高値(24年産米概算金=農家への仮払金大幅引き上げ)が続いていたが、24年産の豊作・消費減退という歴然とした現実が今更ながら突きつけられ、相場は下げざるを得なくなった。 相場の格