民主党の高邑(たかむら)勉衆院議員(38)=比例中国ブロック=は4日、山口市内で記者会見し、7月29日投開票の山口県知事選に無所属で立候補する意向を正式に表明した。「既成政党の枠組みや中央官庁依存型の古い成長モデルから脱し、山口の閉塞(へいそく)感を打破したい」と理由を述べた。 同県防府市の元市議らがつくるグループの支援を受ける。脱既成政党を訴え、震災がれきの積極的な受け入れを主導するとしている。高邑氏は国会議員を月内にも辞職し、離党する方針。政党や団体への推薦願は出さない。 知事選にはすでに元国土交通審議官の山本繁太郎氏(63)=自民、公明推薦=が立候補を表明している。ほかに共産党県委員会などでつくる団体が候補者の擁立へ準備を続けている。 関連記事山口知事選、7月12日告示・29日投開票に(4/19)民主・滝実衆院議員が引退表明(4/14)国会議員歳費減2年で540万円 民自公が大筋