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衆院解散・総選挙に臨む民主党の「顔」に鳩山由紀夫氏が就任した。報道各社の世論調査では「次の首相にふさわしい人物」として、ひとまず麻生太郎首相を上回っている。だが、国民的な人気を一身に集めているわけでもない。背景には、今回の代表選で、国をどう変えるのかという政策が争点にならなかったことがある。「政策より政局」の選出過程は、あの麻生首相の誕生プロセスと驚くほどそっくりだった。 選挙には小沢氏が必要 「首相の器は鳩山さんだ」。16日に東京都内のホテルで行われた民主党代表選挙。お祭り騒ぎの高揚感からは遠く、どこか硬い表情の議員が多かった。あくまで公式見解ということだろう。多くの議員の本音は別にあるように思えた。「とにかく選挙に勝つには小沢一郎氏が必要だ」――。
誰も猫の首に鈴を付けられない 政治の世界の進展はめまぐるしい。ついこの間までは、麻生政権の支持率はガタ落ちで、次期総選挙で民主党政権の誕生は確定的とまで見られていた。いま、そういうことを言う人はほとんどいなくなった。 小沢一郎氏はなぜ民主党の代表を辞任しないのか。いま、小沢氏はどういう心境でいるのか。そうしたことをずっと考えている。民主党の幹部たちにさぐりを入れても、はかばかしい返事は返ってこない。だれもが当事者能力を失ってしまっているかのようだ。 早い話、民主党の中で小沢氏の続投を望む声は、まったくといっていいほど聞こえてこない。だれもが、いずれは辞めるだろうと見ている。だが、だれもその首に鈴をつけられない。おそるおそる、その顔色をうかがっているという感じだ。 かつて勤めていた新聞社のトップにとんでもない人が(といった表現でご判断いただきたいが、社員の信頼度ゼロといって間違いなか
急激な株安・円高が日本経済を直撃した。日経平均株価がバブル後最安値をいともあっさりと割り込み、26年ぶりの安値をつけたとあっては、尋常ではない。 平均株価の史上最高値は89年12月の3万8915円。それが7000円程度に落ちこんだのだから、「100年に1度」とまでいわれる経済危機の深刻さを表している。 外為市場では円の独歩高が進行、こちらの最高値は95年4月の1ドル=79円75銭だが、なにやらこれを思い出させる展開である。 政府与党は緊急の経済対策を発表したが、衆院解散・総選挙を巡る与野党攻防をこのまま続けていていいのか。麻生太郎首相は解散先送りを図りたい意向だが、政治的思惑とは別の次元で「国家の危機管理」が迫られているように思える。 民主党の小沢一郎代表は早期解散・総選挙によって国民の信頼を得た政権が金融対策を担当したほうが、危機克服には早道である、といった主張を崩さない。だが、
追い風を受け政権奪取に向け勢いを増す民主党。一方、洞爺湖サミットを成功させ巻き返しを狙いたい自民党。来るべき衆院選挙を見据えて攻防が激しさを増している。だが、依然として十分な政策論争が展開されているとは言いがたい。 そこで本誌は、「第1回 日経ビジネス 経済政策アンケート~日本再浮上への挑戦~」と題した緊急アンケートを実施。自民党、民主党の全衆院議員に対して、どのような政策を実現すべきと考えているのかを調査した。 調査結果からは、自民党と民主党では経済政策についての立ち位置が大きく異なっている姿が浮かび上がった。さらに、各議員の回答を個別に見ていくと、所属政党の違いを超えて、目指す政策の方向性が一致する議員が少なからずいることが明らかになった。そこからは、政策を軸にした政界再編の青写真が透けて見える。 政策アンケートは、有権者である読者、そして日本の成長を牽引する有力企業のトップにも実施。
“事件”の当事者として語る! 民主党の公約批判は正論だ 6月13日付の朝日新聞朝刊で「民主・前原氏に身内が『退場勧告』」という記事が掲載された。同日付の日経新聞にも「前原氏に退場勧告」という記事が出ている。 記事の内容は、雑誌『中央公論』で、自民党の与謝野馨・前官房長官と対談した前原誠司民主党副代表が、民主党の昨年の参議院選挙のマニフェストについて政策批判を展開し、これに対して、同党「次の内閣 ネクスト農林水産大臣」である筒井信隆さんらが「前原副代表の妄言を糾弾し、その『退場』を勧告する」とした文書を党所属議員に送った、というものだ。 当事者として“この事件”のウラを語る 僕は、この対談で司会を務めた。今回問題となった前原さんの発言は、僕が引き出したものだ。僕は、いわばこの“前原事件”の当事者なので、この問題について語る責任があると考えている。 問題となったのは、現在発売中の『中
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