ATV1フライトは、欧州宇宙機関(ESA)のATV初号機、「ジュール・ヴェルヌ」を打ち上げて、国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方に無人でドッキングさせ、ISSに補給物資を運搬するミッションです。 ATV1は、打上げ後、軌道上で約3週間の試験を行った後、中央ヨーロッパ夏時間2008年4月3日午後4時45分(日本時間2008年4月3日午後11時45分)にISSに自動でドッキングしました。 打上げ後、約3週間にわたり実施された試験では、ATVの機能試験が行われるとともに、ドッキングに向けた試験(デモンストレーション)が2回行われました。デモンストレーション#1は中央ヨーロッパ夏時間3月29日に、デモンストレーション#2は3月31日に行われました。 デモンストレーション#1 ATVのGPSを使用したナビゲーションシステムにより、ISSと双方向の通信を行