【読売新聞】 北海道別海町郷土資料館は、同町の野付半島沖でマンモスゾウの臼歯の化石が発見されたと発表した。国内では15個目、同半島沖では2003年以来4個目となる。同館で5日から常設展示されている。 同館の石渡一人副館長によると、4
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【読売新聞】 北海道別海町郷土資料館は、同町の野付半島沖でマンモスゾウの臼歯の化石が発見されたと発表した。国内では15個目、同半島沖では2003年以来4個目となる。同館で5日から常設展示されている。 同館の石渡一人副館長によると、4
ティラノサウルスはどれくらい賢かったのか? これは長く続く恐竜の論争の1つです。 2023年1月、古生物学会に大きな波紋を広げる一つの研究が発表されました。 それが「ティラノサウルスは現代のヒヒと同等の高い知能を持っていた」というものです。 このことから研究はティラノサウルスが「カラスのように道具を使えた可能性もある」と推測していました。 しかし、ティラノサウルスがそこまで高い知能を持つというのは多くの古生物学者にとって、あまりにも大胆かつ刺激的すぎる主張でした。 そこで今回、カナダ・アルバータ大学(University of Alberta)を中心とする国際研究チームは、この主張を再検証し「ティラノサウルスは現代のワニくらいの知能しかなかった」と反論する研究を発表したのです。 果たして、どちらが真実に近いのでしょうか? 研究の詳細は2024年4月26日付で科学雑誌『The Anatomi
現在、地球上で最も大きな鮭である「キングサーモン」は、全長1.5メートル・体重60キロの巨体を誇ります。 ところが過去の地球には、これをはるかに上回る怪物サーモンがいたのです。 約500万年前まで北米の海に存在していた「オンコリンクス・ラストロスス(Oncorhynchus rastrosus)」はサケ科の中で最大の魚種であり、最大全長は約2.7メートルに達しました。 また米フィラデルフィア・カレッジ・オブ・オステオパシック・メディスン(PCOM)の最新研究で、本種は口先の左右にイノシシのような一対の牙を生やしていたことが明らかになったのです。 研究の詳細は2024年4月24日付で科学雑誌『PLOS ONE』に掲載されています。 ‘SABER’ NO MORE: A GIANT PREHISTORIC SALMON HAD SPIKE TEETH https://www.pcom.edu/
「絶滅種復活カンパニー」がやろうとしてること2024.03.20 21:0012,627 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) ベースはゾウ、パーツはマンモス。 2021年に創業した「世界初の絶滅種復活カンパニー」を名乗る米Colossal Biosciences(コロッサル・バイオサイエンス)が、画期的な幹細胞を開発したと発表しました。 この幹細胞をもってなら、Colossal社が掲げている5年以内にケナガマンモスを復活させる!という目標に大きく近づけると期待されています。…いや、正確にはケナガマンモスのようななにか、なのですが。 ゾウの細胞をリプログラミングiPS細胞のイメージ Illustration: Alpha Tauri 3D Graphics (Shutterstock) via Gizmodo US画期的な幹細胞とは、iPS細胞
by Steve Jurvetson アメリカのバイオテクノロジー企業であるColossal Biosciences(Colossal)はマンモスやドードー、フクロオオカミなどの絶滅動物をよみがえらせることを目標に掲げています。そんなColossalが、絶滅種のケナガマンモスと最も遺伝的に近い動物であるアジアゾウの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作成することに成功し、マンモス復活に一歩近づいたと報告しています。 Revolutionary Elephant iPSC Milestone Reached in Colossal’s Woolly Mammoth Project | Business Wire https://www.businesswire.com/news/home/20240306305869/en/Revolutionary-Elephant-iPSC-Mileston
うろこ状の皮膚などの軟組織の痕跡を残し、恐竜出現前の初期の爬虫(はちゅう)類の姿を現代に伝える大変貴重な標本とされてきた古生物の化石が、「岩を掘ってから焼いた骨で作った塗料を塗ったねつ造品」だということが判明しました。保存状態はよくないものの、塗料の下の骨格の一部は本物の可能性があることから、科学者らは最新技術を使った化石の分析に望みをかけています。 Forged soft tissues revealed in the oldest fossil reptile from the early Permian of the Alps - Rossi - 2024 - Palaeontology - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pala.12690 Latest News and Views
メガロトンは確かに存在した。だがどんな姿をしていたのかは未だ明確にわかっていない。歯と脊椎の化石しか残されていないからだ。 メガロドンが史上最大の海の捕食動物だったことは間違いないだろう。だが、その脊椎を改めて検証したところ、想像以上に細長かったことが示されたのだ。 これまでメガロドンは、丸くてがっしりとしたホホジロザメと比べられることが多かったが、むしろアオザメに近い体型をしていた可能性があるという。 この意外な新事実は、メガロドンの生態やそれが当時の海に与えた影響について、これまでとは違う物語を伝えているかもしれない。
米オクラホマ州で見つかった化石が”史上最古の皮膚”であることが判明しました。 この皮膚化石は約2億9000万年前に存在した初期の爬虫類のものとカナダ・トロント大学(University of Toronto)により報告されています。 これまでの最古の皮膚化石より数千万年単位で古く、陸上に進出した生物が、体を守るための皮膚をいかに進化させたかを理解する貴重な試料となります。 研究の詳細は2024年1月11日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されました。 This Tiny Texture on Rock Is The Earliest Known Fossil of Skin. It’s 290 Million Years Old. https://www.sciencealert.com/this-tiny-texture-on-rock-is-the-earliest-
(CNN) 南米ペルーで化石が発見された太古の巨大クジラについて、史上最も重い動物だった可能性があるとの研究結果が2日、科学誌ネイチャーに発表された。 この生物は絶滅した「ペルケトゥス・コロッスス」。論文の筆頭著者ジオバンニ・ビアヌッチ氏によると、推定体重は85~340トンに上り、これまで紛れもなく世界最大の動物と考えられていたシロナガスクジラと同等か、それ以上の水準だという。 発見されたペルケトゥスの部分骨格は13本の椎(つい)骨、4本のろっ骨、1本の寛骨からなり、体長は推定17~20メートル。シロナガスクジラの体長25メートルには及ばないものの、骨格の質量では既知のどんな哺乳類や海生脊椎(せきつい)動物をもしのぐ可能性があるという。 しかも、ペルケトゥスの体重はシロナガスクジラの2~3倍に上っていた可能性が高い。現生のシロナガスクジラの体重は最大149.6トン。
シベリアの永久凍土で見つかった古代の線虫をよみがえらせる国際的な取り組みより、この線虫が以前考えられていたよりも古い約4万6000年前の時代から復活した新種であることがわかりました。この研究結果が確かであれば、クマムシなどが厳しい環境を生き延びるクリプトビオシスの最長記録が大きく塗り替えられることになります。 A novel nematode species from the Siberian permafrost shares adaptive mechanisms for cryptobiotic survival with C. elegans dauer larva | PLOS Genetics https://doi.org/10.1371/journal.pgen.1010798 Ancient Worm Resurrected After 46,000 Years of D
恐竜と哺乳類はともに約2億3000万年前の三畳紀に出現しています。 しかしその後、長期にわたり覇権を握ったのは体格や攻撃力に優る恐竜たちでした。 哺乳類はどう猛な恐竜の陰で肩身の狭い思いをしていたでしょう。 ところが哺乳類たちも常にやられっぱなしではなかったようです。 カナダ自然博物館(CMN)、中国・海南科技職業大学(HVUST)はこのほど、オポッサムのような哺乳類が自分の倍もある恐竜を捕食していた化石証拠を発見したと報告しました。 完璧に保存されたバトル真っ最中の化石を見ると、きっと驚きますよ。 研究の詳細は、2023年7月18日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されています。 Fossil: Mammal attacks dinosaur https://nature.ca/en/about-the-museum/media-centre/fossil-mam
約1億2500万年前に起きた「恐竜VSほ乳類」の戦いの様子を保存した化石についての論文が、学術誌のScientific Reportsに掲載されました。恐竜が生息していた中生代のほ乳類については、「捕食者である恐竜から隠れるように生きていた被捕食者」というイメージがあるかもしれませんが、意外にもこの戦いはほ乳類が優勢だったことが化石から示唆されています。 An extraordinary fossil captures the struggle for existence during the Mesozoic | Scientific Reports https://doi.org/10.1038/s41598-023-37545-8 Unusual fossil shows rare evidence of a mamma | EurekAlert! https://www.eurek
by Karen Carr 地球上に存在した中で最大の肉食動物のひとつであるメガロドンは、2300万年前に登場し、360万年前に姿を消すまで約2000万年間にわたり地球の海に君臨していた巨大なサメで、体長は少なくとも15メートル、最大で20メートルにも達したとされています。そんなメガロドンの体には周囲の海水より温かい血が流れていたことがわかりました。 Endothermic physiology of extinct megatooth sharks | PNAS https://doi.org/10.1073/pnas.2218153120 Megalodon was a warm-blooded killer, but that may have doomed it to extinction | Live Science https://www.livescience.com/ani
1947年、地質学者のレジナルド・C・スプリッグは、オーストラリアのエディアカラ丘陵で見つかった多数の化石についての発表を行った。岩石層を年代測定した結果、そこに含まれるエディアカラ生物群は5億5000万年以上前から存在していたことがわかり、当時大きな話題となった。地球の歴史上、複雑な生物がこれほど早く出現していたことは誰も予想していなかったからだ。 およそ9600万年間にわたり浅い海を支配していたエディアカラ生物群には、他の生物と類似性をもたない奇妙な生物が多く含まれている。それらは大型多細胞生物に向けた進化実験の産物であり、最終的には生き延びることができず絶滅したと考えられている。 「現代に子孫をもたないこれらの生物に関して、どうやって繁殖し、何を食べていたのかなどの生態に関する基本的疑問の解明に、私たちは今も取り組んでいる」。カリフォルニア大学で古生物学を研究する大学院生フィリップ・
恐竜すらも姿を見せていなかった約4億年前の地球環境を調べた研究により、地上が巨大な菌類に覆われていた可能性が示唆されました。 Long Before Trees Overtook the Land, Earth Was Covered by Giant Mushrooms | Smart News| Smithsonian Magazine https://www.smithsonianmag.com/smart-news/long-before-trees-overtook-the-land-earth-was-covered-by-giant-mushrooms-13709647/ Mystery prehistoric fossil verified as giant fungus | New Scientist https://www.newscientist.com/articl
失われた太古の海洋世界がすっぽり丸ごと掘り当てられたようです。 中国科学アカデミー(CAS)、スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)らの国際研究チームはこのほど、英ウェールズにあるキャッスルバンク採石場にて、約4億6200万年前のオルドビス紀中期に当たる海洋生態系の化石群を発見したと発表しました。 これまでに170種以上の古生物の化石が見つかっており、そのほとんどが新種とのことです。 研究者らはこの驚くべき化石群を”海洋の小人世界(Marine Dwarf World)”と呼んでいます。 研究の詳細は、2023年5月1日付で科学雑誌『Nature Ecology & Evolution』に掲載されました。 Middle Ordovician ‘marine dwarf world’ found in Castle Bank, Wales https://phys
ティラノサウルスと聞くと、鋭い牙を剥き出しにした獰猛なイメージが浮かびます。 ところが実際は牙がまったく見えなかったのかもしれません。 米オーバーン大学(Auburn University)、英ポーツマス大学(University of Portsmouth)の最新研究で、ティラノサウルスを含む肉食の獣脚類には、私たちと同じように歯を覆い隠す「唇」があった可能性が示唆されました。 これにより、大口を開けた状態でも牙は先端がちょこっと見え隠れする程度だったと思われます。 では、恐竜が「唇」を持つことにどんなメリットがあったのでしょう? 研究の詳細は、2023年3月30日付で科学雑誌『Science』に掲載されています。 T. rex had lips, new study suggests https://www.science.org/content/article/t-rex-lips-
ディッキンソニアの化石と思われたもの(左)は、数年のうちに壁から剥がれ落ちた(右)。それはずっと近代のものであることを示す証拠だった(MEERT ET AL. 2023/GONDWANA RESEARCH) 2020年、パンデミックによる最初の都市封鎖の中、インドで予定されていたある科学会議は開催されなかった。 しかし、すでに開催地に来ていたある地質学者のグループは、時間を有効に使うためにインド・ボパール近くにある古代の壁画が残されている洞窟群、ビームベートカーの岩陰遺跡の探索を行うことにした。そこで、5億年前の浅い海に生息し、多細胞生物の最初の進化実験(失敗)ともいわれる謎の生物「エディアカラ動物群」である一種「ディキンソニア」の化石を発見した。インドでこのような化石が発見されたのは初めてのこととなる。 ディッキンソニアの再現想像図(Getty Images) その発見は大きな話題となっ
100年近くも倉庫の中に眠っていた古代魚の頭蓋骨から「脳の化石」が発見されました。 この古代魚は約3億2000万年前のものであり、脊椎動物の脳の保存例としては世界最古となります。 また米ミシガン大学(University of Michigan)の主導によるCTスキャンの結果、現代の魚類の脳とは異なる構造を持っていることが判明しました。 現生魚類の脳の特徴がいつ進化したかを知る手がかりとなるようです。 研究の詳細は、2023年2月1日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。 319-million-year-old fish preserves the earliest fossilized brain of a backboned animal https://news.umich.edu/319-million-year-old-fish-preserves-the-earli
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