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ブックマーク / gendai.media (33)

  • 激化する「ハイブリッド戦争」…ロシアに傍受され世界に暴露された「ドイツ空軍幹部の協議」の中身とは(舛添 要一) @gendai_biz

    ドイツ公共放送ARDは、3月2日、ウクライナ支援に関するドイツ軍幹部の協議が傍受され、ロシア側に漏洩したと報じた。一体、何が話されていたのかーー。 ロシアによる傍受内容 3月1日にロシア国営テレビ(RT)がその協議内容をネットで暴露した。 38分間の録音内容には、ウクライナが供与を求めているドイツ空軍の射程500kmの長距離巡航ミサイル「タウルス」についての議論が含まれている。 ドイツ空軍トップのインゴ・ゲアハルツ総監らが、ピストリウス国防大臣に報告する内容を準備するために、2月19日に民間のウェブ会議システム「Webex」を使った協議を行ったが、それをロシア側に盗聴されたようである。 協議内容は、タウルスをウクライナに供与する可能性、その場合の輸送方法・輸送所要時間・ウクライナへの訓練などである。供与に必要な時間は、軍が行えば8ヵ月、民間メーカーが提供すれば6ヵ月が必要だという。また、訓

    激化する「ハイブリッド戦争」…ロシアに傍受され世界に暴露された「ドイツ空軍幹部の協議」の中身とは(舛添 要一) @gendai_biz
  • 「電気回路のなかに宇宙を創造する」とは一体…日本から登場した「意外なアプローチ」が世界の注目を集めるワケ(片山 春菜,畠中 憲之)

    かつて、「永遠に思えるブラックホールもやがて質量を失い、最後には蒸発するだろう」とホーキングは予言し、物理学界に衝撃を走らせた。ただ、その観測は長いあいだ困難を極めていた。その新たな可能性を切り拓くのが、「人工ブラックホール」を用いた検証である。 連載では、その研究の最前線で世界的な注目を集める物理学者の2人、片山春菜氏(広島大学助教)と畠中憲之氏(広島大学教授)にその意義を解説してもらおう。 日で提唱された「画期的な研究手法」 電気回路上で擬似的なブラックホールを実現するためには、どうしたらいいでしょうか。 擬似的にブラックホールを作るときのポイントは、「場所によって流速が変わるような滝の流れ」を用意することでした。電気回路では、水を流すわけにはいきません。場所によって変わる流れを作るのは、電気回路を伝わる「電磁波」です。電気回路中を電磁波がどのように伝わるのでしょうか。 電気回路の

    「電気回路のなかに宇宙を創造する」とは一体…日本から登場した「意外なアプローチ」が世界の注目を集めるワケ(片山 春菜,畠中 憲之)
  • まさか、「人工ブラックホール」がつくれるとは…「宇宙のナゾ」すら解き明かす「底知れぬ可能性」(片山 春菜,畠中 憲之)

    かつて、「永遠に思えるブラックホールもやがて質量を失い、最後には蒸発するだろう」とホーキングは予言し、物理学界に衝撃を走らせた。ただ、その観測は長いあいだ困難を極めていた。その新たな可能性を切り拓くのが、「人工ブラックホール」を用いた検証である。 連載では、その研究の最前線で世界的な注目を集める物理学者の2人、片山春菜氏(広島大学助教)と畠中憲之氏(広島大学教授)にその意義を解説してもらおう。 「ホーキングの予言」が証明されないワケ 前回の記事で説明した通り、量子効果を考慮すると、光でさえ抜け出すことができないブラックホールから放射が可能であることがわかります。これは、課題であったブラックホールに温度を与えることになります。 その温度は、次の式で与えられることが導き出されました(ホーキング温度)。

    まさか、「人工ブラックホール」がつくれるとは…「宇宙のナゾ」すら解き明かす「底知れぬ可能性」(片山 春菜,畠中 憲之)
  • 海洋堂「今では大英博物館やアメリカ自然史博物館からオファーが来る」...“下町の模型店”が《世界一のものづくり企業》になった「意外な理由」(週刊現代) @gendai_biz

    好きなことだけ、やればいい。少年たちが愛した「下町の模型店」は世界一のものづくり企業になった。 フィギュアを「芸術」に高めた、世界最高の造形集団 「パッケージにあしらったのは、大きなニホンザルの写真。漫画やアニメのキャラクターが人気の時代に、誰がこんなの買うのかなと(笑)。でもクオリティには絶対の自信があったので、勝負できると思っていました」 海洋堂の宮脇修一取締役専務はこう振り返る。 '99年に発売されるやいなや日中で一大ブームを巻き起こした「チョコエッグ」。卵型チョコレートの中に入った動物フィギュアの精緻な造形は評判を呼び、海洋堂の名を瞬く間に全国区に押し上げた。 創業60年を迎えた海洋堂は、模型やフィギュアを製造・販売する世界的メーカーだ。恐竜、怪獣、特撮ヒーロー、大映モノ、ルパン三世シリーズと、オタク心をくすぐる個性的なフィギュアを世に送り出してきた。

    海洋堂「今では大英博物館やアメリカ自然史博物館からオファーが来る」...“下町の模型店”が《世界一のものづくり企業》になった「意外な理由」(週刊現代) @gendai_biz
  • 八戸沖「海底下の森」は生きていた! 復活した「古代キノコ」がこれだ!(稲垣 史生)

    八戸沖「海底下の森」は生きていた! 復活した「古代キノコ」がこれだ! 海底下生命は独自の進化を遂げている? 八戸沖の堆積層から見つかった「カビ」の特徴!? 2012年、地球深部探査船「ちきゅう」によって行われた「下北八戸沖石炭層生命圏掘削調査」によって採取された海底下2000メートル付近の石炭層や泥岩からは、多くのカビ類が分離・培養されています。

    八戸沖「海底下の森」は生きていた! 復活した「古代キノコ」がこれだ!(稲垣 史生)
  • 「アンカー」がスマホのバッテリーで“ひとりだけ勝ち組”になれた「明快な理由」(コヤマ タカヒロ) @moneygendai

    アンカー・ジャパンの売上高は、創業からわずか9年で300億円(2021年度)を達成。その急成長ぶりは市場からも注目を集めている。 ところが、これほど身近でありながら、アンカーの実像は意外に知られていない。同社はなぜモバイルバッテリーの分野で「一強」という存在になり得たのか、その理由を探っていこう。 アンカーが設立されたのは2011年。立ち上げたのは、米Google社に勤務していたスティーブン・ヤン(Steven Yang)氏だ。 ある日、ヤンは自身のノートパソコンのバッテリーを交換しようとした。ところが当時は、高価な純正品か、粗悪な社外品しかなかったのだ。そこで、「低価格で品質やサポートが充実した製品を生み出せばチャンスがある」と思いついたことが、アンカー設立のきっかけだったという。 そして2013年に、日市場の販売を手掛けるアンカー・ジャパンが設立された。これを機に日市場でも、Am

    「アンカー」がスマホのバッテリーで“ひとりだけ勝ち組”になれた「明快な理由」(コヤマ タカヒロ) @moneygendai
  • 「人間の脳」はすごい…「さかさまに見えるメガネ」をかけ続けた結果が衝撃的だった…!(三上 章允)

    とてつもなく複雑で奥が深い「脳」。解明されていないことが多く、世界中の研究者たちは日々、その数々の謎を解き明かすべく意欲的に取り組んでいる。 書は、脳を専門としない一般の人々に向けて書かれたなので、脳についての全体像を理解するのに大変役立つだろう。 私たちが目で見ている景色は、目の網膜上では上下左右が逆さまで映し出されている。 脳の中でも逆のままだというが、なぜ、外の世界を認識するときには像が「正立」しているのか? その秘密は脳の驚異的な適応力にあった! 網膜に映る世界は上下左右が逆さま!? 私たちの眼球にはレンズ(水晶体)があって、レンズを通過した光を網膜に投影して像をつくります。 レンズを通過したとき、上下、左右は逆転するため、網膜に投影される像は上下、左右さかさまになります。 網膜上の位置に対応して、網膜の情報は視床に送られ、さらに大脳新皮質の第1次視覚野に送られます。 第1次視

    「人間の脳」はすごい…「さかさまに見えるメガネ」をかけ続けた結果が衝撃的だった…!(三上 章允)
  • お客の声は信じるな…トヨタ・プリウスを生んだ「伝説の副社長」が残していた「異形の教え」(清武 英利) @moneygendai

    トヨタでスポーツカー「86」復活に賭けたチーフエンジニア・多田哲哉氏の苦闘を描いたノンフィクション『どんがら トヨタエンジニアの反骨』(清武英利著、講談社)が、自動車業界関係者のあいだで話題をさらっている。 多田氏は、マンガ『頭文字D』に登場することでも知られる名車「AE86」にしか乗らない、「トヨタきってのハチロクおたく」の技術者・今井孝範氏と、たった2人の部署で「86」の開発をスタートした(前編参照)。 スポーツカー開発を夢見る自動車エンジニアは多いが、一般の客には「乗りにくい」「シートが狭い」などと言われてなかなか売れない。上司や役員に「スポーツカーは儲からないから」と、企画をボツにされるのが関の山だった。 しかしトヨタには、「マーケットを信用しすぎるな」という教えが脈々と受け継がれていた。初代「プリウス」などの開発を指揮した技術者として知られ、2022年に亡くなった和田明弘元副社長

    お客の声は信じるな…トヨタ・プリウスを生んだ「伝説の副社長」が残していた「異形の教え」(清武 英利) @moneygendai
  • つぎつぎに漁船がゆくえふめいに…奇妙すぎる「漁船沈没事故」の「ヤバすぎる真相」(伊澤 理江)

    第58寿和丸。2008年、太平洋上で碇泊中に突如として転覆し、17人もの犠牲者を出す事故を起こした中型漁船の名前である。事故の直前まで平穏な時間を享受していたにも関わらず起きた突然の事故は、しかし調査が不十分なままに調査報告書が出され、原因が分からず「未解決」のまま時が流れた。 なぜ、沈みようがない状況下で悲劇は起こったのか。 調査報告書はなぜ、生存者の声を無視した形で公表されたのか。 ジャーナリストの伊澤理江さんが、この忘れ去られた事件の真相を丹念な取材で描いた『黒い海 船は突然、深海へ消えた』から、事故の原因として可能性が高いことが分かった潜水艦による衝突事故の歴史を振り返るパートをお届けする。(全18回の第16回)

    つぎつぎに漁船がゆくえふめいに…奇妙すぎる「漁船沈没事故」の「ヤバすぎる真相」(伊澤 理江)
  • 東京湾から60kmの海底に「火山」…! その“活動履歴”に迫る最新研究のウラ側を公開する(Iona McIntosh,羽生 毅)

    東京湾から60kmの海底に「火山」…! その“活動履歴”に迫る最新研究のウラ側を公開する 大室ダシに挑む研究者たち 最近、海底火山の噴火が注目されている。 2021年8月に大量の軽石を放出した福徳岡ノ場や、2022年1月に大噴火を起こし、日まで津波が到達したトンガのフンガ・トンガ―フンガ・ハアパイ火山のニュースは記憶に新しい。 一度噴火すると大きな被害を及ぼすおそれのある海底火山だが、話題となった海底火山の一つ、「大室ダシ」をご存知だろうか。伊豆大島と利島の近く、東京湾の入り口からわずか60kmという場所にある海底火山だが、過去1万年以内に噴火した可能性があることが最新の研究で明らかになった。どうやら東京から高速船で2時間弱ほどの距離の海底には、まだ私たちの知らない世界が広がっているようだ。 では、この大室ダシは一体どんな海底火山なのだろうか? 噴火年代の推定をはじめ、この火山の研究を行

    東京湾から60kmの海底に「火山」…! その“活動履歴”に迫る最新研究のウラ側を公開する(Iona McIntosh,羽生 毅)
  • じつは侮れない「戦時中の日本の技術」…いまはもう作れない「意外なモノ」(神立 尚紀) @moneygendai

    昭和20(1945)年、戦後すぐの頃の新聞記事を見ると、それまで検閲のため発表できなかった新兵器、秘密兵器や軍用機に関する暴露記事が多く見られる。その多くは、「じつは日にはこんなすぐれた兵器があった」「敗けたのは技術ではない、物量で負けたのだ」といった、いわば負け惜しみがにじみ出るような論調が多いが、「新鋭戦闘機『震電』」や「世界一の戦艦『大和』」「世界に類を見ない潜水空母(伊号第四百型潜水艦)」のような派手なものではなく、もっと身近な小さなところにも他国よりも優れたモノや技術はあった。たとえば、当時の飛行機パイロットが使用していた航空眼鏡(ゴーグル)である。 航空眼鏡(ゴーグル)と飛行帽(航空帽) 今回は少しマニアックな話をしようと思う。 映画で太平洋戦争中の各国の飛行機搭乗員の写真を見ると、飛行帽、ゴーグルに飛行服、ライフジャケット、落下傘バンド、半長、手袋という、似たり寄った

    じつは侮れない「戦時中の日本の技術」…いまはもう作れない「意外なモノ」(神立 尚紀) @moneygendai
  • 日本IBMの山口社長に「量子コンピューターで何ができるの?」と聞いたら、スゴい答えが返ってきた…!(春川 正明) @gendai_biz

    今月4日、量子力学の発展に貢献し量子コンピューターなど量子技術の土台を築いたとして、米欧の3人の研究者が2022年のノーベル物理学賞を受賞すると発表された。 近頃ニュースでよく取りあげられるが、その内容や重要性を理解するのが難しいと感じる「量子コンピューター」という存在。スーパーコンピューターで処理が100~200年掛かる計算を10分で出来るとも言われ、産業や社会を大きく変える可能性がある次世代の高速計算機だ。 量子コンピューターは、その利用が既に始まっていると聞くが、その全貌を捉えきれない。そこで、既に量子コンピューターの運用を始めている日IBMの山口明夫社長に色々と聞いてみようと社を訪ねた。 量子コンピューターの仕組み そもそも量子とは何なのか。量子とは粒子と波の性質を併せ持ち、複数の場所に同時に存在する、とても小さな物質やエネルギーの単位。物質を形作っている原子や電子、光子などが

    日本IBMの山口社長に「量子コンピューターで何ができるの?」と聞いたら、スゴい答えが返ってきた…!(春川 正明) @gendai_biz
  • 『トップガン』で描かれた近未来…無人戦闘機は世界を滅ぼすか(週刊現代) @gendai_biz

    パイロットは絶滅するか 5月27日に日米同時公開された映画『トップガン マーヴェリック』。前作『トップガン』から36年ぶりの続編というだけでなく、CG全盛のなか、米海軍が全面協力して実際の俳優たちがF18に乗り、強烈なGをリアル体験していることでも話題となっている。 その劇中、昇進を拒み現場にこだわる戦闘機パイロットのマーヴェリック(トム・クルーズ)に向かい、エド・ハリス演じる海軍少将がこう口にする。 「君たちのようなパイロットは絶滅する」 少将は、有人戦闘機開発の予算は無人機に回す、とも公言しているのだ。 このモチーフは、まさに現実の世界とリンクしている。ウクライナの戦場では、ドローンが戦術的に重要な役割を果たし、脚光を浴びているからだ。 はたして、「パイロットは絶滅する」のか。無人戦闘機が人類の未来にもたらすものは何か。世界の軍事事情に精通する二人が語りあった。 高橋杉雄・防衛政策研究

    『トップガン』で描かれた近未来…無人戦闘機は世界を滅ぼすか(週刊現代) @gendai_biz
  • 異次元の超高速計算機「量子コンピュータ」の「本当の実力」(小林 雅一)

    米国のホワイトハウス(バイデン大統領)は今年5月、主要各省やその下部組織などに向けて国家安全保障に関する一通のメモランダム(通達)を発出した。この通達は、「量子コンピュータ」をはじめ量子情報技術の開発で国際社会における米国の主導的地位を固めると同時に、この極めて特殊な次世代計算機が暗号システムにもたらす危険性を緩和するために今から準備を開始せよ、と指示する内容であった——。6月15日(水)に発売となる『ゼロからわかる量子コンピュータ』の著者・小林雅一氏によるレポート。 量子コンピュータとは何か? 上記のメモランダムに見られるように、今や超大国アメリカの安全保障政策をも左右する量子コンピュータとは一体何なのか? 量子コンピュータとは、来ミクロ世界を解明する物理学である「量子力学」を計算の基原理として応用した「異次元の超高速計算機」のことだ。元々、1980年代初頭に伝説的な米国の物理学者リ

    異次元の超高速計算機「量子コンピュータ」の「本当の実力」(小林 雅一)
  • 仮想通貨は「マネロン」に多大なるご注意を!(宿輪 純一) @gendai_biz

    金融の大原則が守られていない 仮想通貨の問題点は、いまだにマスコミにもみられるが「通貨」であるとの誤解(法的にも通貨ではない。正確な定義は「財産的価値」、つまりはモノ)や、先日のビットコイン分裂騒動にみられたブロックチェーンの構造上の問題、そして、裏打ちする価値がない中で相場物のように乱高下することである。 しかし、実は他にも大きな問題がある。それが、当局が乱高下と共に注視している「マネーロンダリング(マネロン=資金洗浄)」の問題である。 ビットコインをはじめとした仮想通貨、フィンテックの分野をみていると、金融業界出身以外の方が取引を行っていることが多いせいか、金融の原則を軽んじていることによる事件が発生している。 その原則とは、利用者(投資家)の保護とマネロンの阻止である。この2つは金融の大原則である。 仮想通貨は金融商品ではないので、「金融商品取引法」による救済は一切受けられない。そも

    仮想通貨は「マネロン」に多大なるご注意を!(宿輪 純一) @gendai_biz
  • 日本企業が海外企業を買収する前に克服しておくべきこと(磯山 友幸) @moneygendai

    外国企業を日企業が「経営」できるか 「海外M&A最高11兆円 日企業、昨年度 低金利で大型化」ーー。 4月3日付けの日経済新聞は、M&A(合併・買収)助言のレコフの集計で、2016年度の日企業によるM&Aが過去最高額になったと報じた。金額は10兆9127億円。ソフトバンクグループが買収した英半導体設計のアームス・ホールディングス(約3兆3000億円)が大きかった。 日企業のM&Aはこの3年、過去最高を更新し続けている。一時に比べて円安になったものの、低金利と豊富な手元資金を背景に海外企業を積極的に買収している。国内の人口減少が鮮明になる中で、多くの企業が「グローバル化」を進める過程で海外企業を傘下に収める例が増えているわけだ。 問題は、買収した外国企業を日企業が「経営」できるかどうか。株式を取得して傘下に収めることは資金さえあればできるが、「グローバル企業」として経営できるか、

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  • えんぴつ一筋30年「uni」が世界100ヵ国で愛される理由(週刊現代) @gendai_biz

    創業1887年(明治20年)、昭和33年に高級鉛筆「uni」を発売、以降鉛筆のシェアNO.1を続ける三菱鉛筆を取材した。紙の上を滑るような書き味の油性ボールペン「ジェットストリーム」や、シャープペンシルの芯が少しずつ回転し、常に先がとがった状態で書ける「クルトガ」など、同社はなぜ数々の人気商品を生み出せるのか。 社長就任30年、ペーパーレス時代にもかかわらず'15年に過去最高益を更新し、会社を堂々たるグローバルプレーヤーに成長させた、社長・数原英一郎氏(68歳)に話を聞いた。 なぜ六角形か 【六角形】 鉛筆の発祥は1560年代にさかのぼります。イギリス中西部のケズィックという町で、不純物が混ざっていない黒鉛の塊が発見されたのです。黒鉛は軟らかく、いろんなところに字や絵が書けたため、糸を巻き付けて握る部分を作り、筆記具として使われはじめました。 その後黒鉛は掘りつくされ、塊で採れなくなったの

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  • 株式市場に氾濫する、いかがわしい「物語」(寺田 悠馬) @gendai_biz

    物語の中毒性 今月は、株の投資に失敗した話をしたい。 ある企業の株価が、これから大幅に上がるかもしれない――。筆者がそう思い始めたのは、同社の主要製造拠点の一つ、東南アジアの工場を訪問していた時だ。 当時株式投資仕事に従事していた筆者は、同工場を定期的に訪れては、工場長に話を聞いていた。入り口で支給される安全ヘルメットをスーツ姿のまま頭にかぶり、革の上から除菌用の紙スリッパを履いた滑稽な出で立ちで、生産ラインが並ぶフロアに踏み入れるたびに、居心地の悪さに襲われる。 辺りを見渡せば、安全ヘルメットとごく自然に調和する、作業服と白いスニーカーに身を包んだ人ばかりである。彼らの仕事を、あくまで安全な距離から傍観し、恣意的な投資判断を一方的に下すという、いささか暴力的な筆者の訪問目的を、服装の違いは厚かましくも露呈させていた。 製造業と、それに資を供給する金融産業の自然な接点とはいえ、他者の

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  • 新体制の日産は自動車業界大再編の「台風の目」になる(井上 久男) @gendai_biz

    ゴーンと比べた印象 4月1日付で日産自動車の社長兼CEOに就任した西川廣人氏(略歴は末尾参照)が3日、複数のメディアとの共同インタビューに応じ、3つの大きな経営方針を示した。 まず、①変化の激しい時代をチャンスととらえ、車のインテリジェント化や電動化面で、もともとある「技術の日産」というDNAを新しい商品に活かしていく、②ゴーン氏が遺したダイバシティーを引き継いでいく――の2点を掲げた。 注目すべきは3点目、業界再編を意識した発言だ。 西川氏は「日産―ルノー連合」に3社目の三菱自動車が傘下に入ったことを挙げ、 「これから10年、大きく変わる。日産が経営危機に陥ってルノー提携してこれまで受け身の面もあったが、今後は日産がアライアンスの中核となって引っ張り、着実に進化、成長させていく。(アライアンスに入る)4番目、5番目の会社が出るかもしれない」 などと語り、さらなる提携・買収戦略を仕掛ける可

    新体制の日産は自動車業界大再編の「台風の目」になる(井上 久男) @gendai_biz
  • 米ウーバーが実践する「生産性向上テクニック」とは?(小林 雅一) @gendai_biz

    米国の配車サービス大手ウーバー(Uber)は、いかにしてフリーランス運転手をコントロールしているのか? 心理学や行動科学の研究成果を取り入れた、その巧妙なテクニックが最近、ニューヨーク・タイムズ紙によって報じられ、注目を浴びている。 ●“How Uber Uses Psychological Tricks to Push Its Drivers' Buttons” The New York Times, APRIL 2, 2017 命令ではなく、自主的に働かせるには 改めて言うまでもなく、ウーバーの運転手は同社の社員ではない。いわゆる独立自営業者に該当するフリーランス・ワーカーだ。 ウーバー、つまり企業側にしてみれば、ドライバーを雇用するための人件費を節約できる一方で、彼らが社員でない以上は、会社の思い通りに動かすことはできない。 しかし、いくらフリーランスだからと言って、「働きたいときだ

    米ウーバーが実践する「生産性向上テクニック」とは?(小林 雅一) @gendai_biz