「財政を拡大して需要を無理やり増やそうとすると……理論的には無限大に価格が上がる結果になってしまう」 政府が庶民を助けようとする行為が、なぜ物価を「無限大」に押し上げる罠になるのか? その恐るべきメカニズムの鍵は「モノの供給量」にある。 モノが「物理的に増やせない」とき、補助金は“燃料”になる イラン攻撃によってホルムズ海峡が封鎖され、原油の供給がストップした場合、事態は通常のインフレとは全く異なる様相を呈すると塚口氏は指摘する。 通常、供給に問題が起きればモノの値段は上がる。しかし、ホルムズ封鎖のような「物理的な供給のストップ」が起きると、価格がどう動こうが供給量を一切増やせない「垂直」の状態に陥ってしまうのだという。

