カタール・ワールドカップは現地時間11月20日に、開催国カタールとエクアドルの一戦で1か月にわたる戦いの幕を開けることになるが、大会を目前にして前FIFA(国際サッカー連盟)会長のゼップ・ブラッター氏が、8日付のスイス日刊紙『Tages-Anzeiger』に「カタールでのW杯は間違いだ。選択が悪かった」と語ったことが、波紋を広げている。 2022年大会が初めて中東で開催されることが決定したのは2010年のFIFA理事会。最終投票では14対8でアメリカに勝って招致に成功したが、会長としてこの結果を受けた同氏は当時、「我々は新たな場所へ向かう。W杯はこれまでロシアや東欧で行なわれたことはなく、中東やアラブ諸国は長い間、この瞬間を待ち望んでいた。サッカーの発展について話すことができるとは、私は幸せな会長だ」と語り、新たな開催国を歓迎したものだが、今回のインタビューでは以下のように発言を翻した。
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