ブチャではロシア軍に殺害された市民の遺体が複数発見された=6月13日/Anna Opareniuk/Ukrinform/Abaca/Sipa USA (CNN) 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は22日、調査のためにウクライナを3回訪問した結果、疑われている戦争犯罪が行われたと考えていると国連安保理の会合で述べた。 「ある訪問では様々な破壊、受難を目の当たりにし、それが私の判断を強固なものにしている。そして、私のこれまでの所見は裁判所の管轄内で犯罪が行われたと信じるに足る合理的な根拠があるというものだ」とカーン氏は説明した。 カーン氏はまた、ウクライナで目にした恐ろしい惨状についても率直に語った。 「ブチャにある聖アンドリュー教会の裏に行ったとき、私が見た複数の死体は偽物ではなかった。ボロディアンカの通りを歩いたとき、私が見た建物や学校の破壊はあまりに現実のものだった」とカーン氏