除染にヒキガエル活用を 仙台三高生徒が小論文大賞 中学時代にまとめたヒキガエルの研究を手にする伊藤さん。生物学者になるのが将来の夢だ=仙台市宮城野区の仙台三高 「NRI学生小論文コンテスト2011」(野村総合研究所主催)で、仙台三高2年の伊藤愛里咲(ありさ)さん(16)=仙台市青葉区=が大賞に輝いた。ヒキガエルを活用した放射性物質の除染という着想と、生物学者になるという将来への熱い思いが評価された。 「ふたたび大地に立つ―そのために私がやれること―」と題した小論文は、「2025年の日本を担うわたしの夢」をテーマにした高校生の部で873点の中から第1位に選ばれた。 小論文の中で提案したヒキガエルを使った除染は、縄張り争いをせずに個体を増やすことや死骸の乾燥が早く、骨が大きく見つけやすいといったヒキガエルの特徴に着目した方法だ。 伊藤さんは、放射線量が高い地域にヒキガエルを投入することで