任天堂が好調な経営を続けている。令和4年9月中間連結決算は中間期としては過去最高の最終利益を計上。来年4月には看板キャラクター「マリオ」をテーマにした映画も公開される。圧倒的なコンテンツ力を武器に攻勢を続けるが、ライバルと比べたゲーム機の性能不足、パソコン(PC)ゲームの台頭、巣ごもり需要の終了など気がかりな要素も多い。動画などを〝倍速〟で楽しむ時代の娯楽の奪い合いもある。果たしてこのまま好調を維持できるのか。死角を探る。 実写映画で失敗の過去巨大な闘技場に向かうマリオ。待ち構えるドンキーコングに向けて飛びかかって攻撃。そのまま倒すかと思いきや、ドンキーにつかまり逆にボコボコに殴られるマリオ…。 11月30日、CG映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の第2弾トレーラー映像が公開された。ゲームの世界観を再現したCG映像の完成度は圧巻で、トレーラー映像にはマリオの生みの親として知られ
