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ブックマーク / blog.a-utada.com (18)

  • ニュース記事を有料に戻す方法: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「新聞の危機」を超えてもはや「ニュースの危機」だとまで言われ始めたアメリカの大新聞で、有料化実現のために「談合を認めろ」という声まで上がっている‥‥ ●未来の喪失 経済危機によって、「この半年ほどのあいだにまったく別の世界になってしまった」と思っている人は現在、世界中に数多くいるだろうが、ニューヨークタイムズの幹部もまたそう思っているにちがいない。 少なくとも昨年前半までは、アメリカの大手新聞や雑誌はネットの広告収入に自分たちの未来を託そうと、無料で読める記事を大幅に増やす方向に向かっていた。この欄でも紹介したように、ニューヨークタイムズは2007年9月に有料課金を基的にやめ、過去の記事についても1851年から1922年までと87年以降は無料でアクセスできるようにした。タイムやニューズウィーク、スポーツ・イラストレイテッド、ポピュラー・メカニクスなどの雑誌も何十年分もの記事に無料でアクセ

  • 「新聞の終焉」が見えてきた: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    印刷版の新聞がなくなり、ネット版だけになるのは時代の必然とも言えるが、 実際にそれはどう進むのか。 アメリカで、そうした移行のプロセスが見えてきた。 ●新聞と週刊誌の最終戦争? 朝日新聞と週刊新潮の戦いが緊迫している。週刊新潮が、朝日新聞阪神支局襲撃犯の犯人と称する人物の告白手記を載せたのに対し、朝日は、裏付けのない手記を載せたと批判し、訂正と謝罪を求めた。告白した人間が実行犯でないことを認めてしまい、週刊新潮は4月23日号でだまされたと謝罪したが、「だまされたですむことではない」と朝日は追及の手をゆるめていない。 朝日新聞と総合週刊誌は、ずっと奇妙な関係を続けてきた。 「朝日たたきは売れるコンテンツ」ということか、朝日批判記事がしばしば書かれ、当の朝日にもその記事を大見出しにした週刊誌広告がたびたび載った。広告の内容にやたらに介入するのは言論の自由の点からも問題で、気に入らない広告だから

  • 「ネットは無料」の潮目が変わろうとしている?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ネットのニュース記事を有料化しようという動きがアメリカで出始めた。 新聞をめぐる状況がここまで危機的になれば、 そうした動きが出てくるのも当然か。 ●ウェブだけでほんとうにやっていける? 前回、「フリー」というを出版しようとしている米ワイアード誌編集長クリス・アンダーソンの「95パーセント無料、5パーセント有料で黒字転換がウェブ2・0企業では望ましい」という説を紹介した。ニコニコ動画の決算を見たらそんなふうな数字になっていて、何やら説得力があった。 しかし、これはあくまでも「ウェブ2・0企業」、つまりコンテンツを作らず、投稿によって成り立っている場合だろう。コンテンツを作るメディア企業の場合には、これですむのかどうか。 すんでいるのかどうかはともかく、米ウォールストリートジャーナル紙も「5パーセント有料」に近い数字になってきたようだ。同紙は、無料で読める記事を大幅に増やしたものの、いまも

  • ニューヨークタイムズは生き延びられるのか : 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ジャーナリズムの最高峰と多くの人が賞賛してきたニューヨークタイムズは、 急速な収入減に見舞われ、いずれ資金がショートしかねない情勢になってきた。 ●ニューヨークタイムズが「投機的」の格付けに 10月23日のニューヨークタイムズの決算発表では、CEOのジャネット・ロビンソンが、新聞の広告収入の持続的な低落はもはや免れがたいことを 認めた。ジャーナリズムの最高峰と多くの人が賞賛してきたこの新聞の前途が暗澹たるものであることを感じさせるショッキングなものだった。 第3 四半期の収入は9パーセント減。前年の7億5400万ドルが6億8700万ドルに落ちた。営業利益も2800万ドルが1000万ドルへと65パーセント 減。S&Pによるニューヨークタイムズの投資格付けは3段階さがって「BBマイナス」になり、「投機的」とされるレベルになった。格付けが落ちたことで株 価も低落し、04年の高値の5分の1になった

  • 新聞が毎日発行されなくなるのはもはや時間の問題? : 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    アメリカで始まった紙の新聞の「死」はゆっくりと、 しかし確実に日の新聞にもやってくるにちがいない。 アメリカでの変化は大方の予想を超えた速度で進んでいる。 ●波紋を呼んだ5万部の全国紙のウェブへの移行 アメリカの新聞の状況は、そうとうに悪い。日でも知られている新聞社が倒産したり、発行を中止しても不思議ではなくなっている。 アメリ カの新聞社は広告料収入の割合が高いが、広告料の低下を防ぐために発行回数を減らし、広告枠の価値を維持しようとするところも出てくるのではないか‥‥な どと思っていたら、クリスチャン・サイエンス・モニター(以下CSM)が、アメリカの全国紙で初めて日刊の発行をやめ、ウェブ版に重点を移すことを明らか にした。 CSMはその名のとおり宗教団体から資金提供を受けているが、国際面の記事などが評価されている。ピュリッツァ賞も7回受賞している。しかし、70年代に22万部を超えてい

    klov
    klov 2008/11/17
    リーマンショック以降の話をするならば、それは「新聞が云々」という話ではなくメディア全体が泥を被っている状況。新聞が金融危機で沈みかけた場合、同じときネットもまたそれ以上に沈みかけている。
  • 歌田明弘の『地球村の事件簿』: 「オバマ大統領」を準備したもの――米人気ドラマ「24」

    11月4日に迫ったアメリカ大統領選挙の勝敗を分けるものは何なのか。 7年にわたって放映されてきた人気テレビドラマも大きな影響をあたえたにちがいない。 ●黒人政治家のイメージを大きく塗り替えたドラマ 11月4日に迫ったアメリカの大統領選挙は、オバマの勝利が有望になってきた。 世論調査で当選確実と見られていた黒人知事候補が負けたことがあり、今回も最後までわからないというが、アメリカの人気テレビドラマ「24」は、アメリカ史上初の黒人大統領誕生への原動力になったのではないか。 「24」は、背が高く決断力に富んだ黒人大統領デイヴィッド・パーマーが信頼を集める一方で、ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領に似た白人大 統領が、何とも優柔不断で無能、おまけにテロリスト一味に荷担していたという衝撃的な展開で進んでいく。日でもフジテレビ系列などで放送された。 この白人大統領は、顔は不人気なニクソンに

  • 秋葉原殺傷事件の問題の根っこは残っている: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「希望がない。人間として認めてほしい」という叫びが、「蟹工船」人気を呼んでいる。 そして、非正規雇用者と正社員のあいだには深淵が横たわっているようだ。 ●度を超した認知欲求 秋葉原の事件以来、無差別殺傷事件が続いている。世代も環境も違う私には、秋葉原の事件が起こった理由はわからないだろうと前に書いた。しかし、ネットの書きこみや、たくさん出ている就職氷河期世代を読むと、年齢や環境が違っても、十分に理解できるもののように思われてきた。というのは、まるでこうした事件が起こることを予言していたかのような文章がいくつも見うけられるからだ。それらを読むと、これらの事件は、いわば起こるべくして起こったもののように思われる。 ただ、これらの文章からはあまり読みとれなかったこともある。 不満や怒りを抱えている人は多いが、そういう人がみな無差別殺人をするわけではない。秋葉原の事件の犯人などは、認知されたい

  • おじさんたちには秋葉原の事件は理解できない?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    秋葉原の無差別殺傷事件の犯人を神とあがめる声が上がる一方で、 まったく理解できないという人もいる。 両者を隔てているものは何なのか? ●無差別殺人犯が「神」である理由 秋葉原の殺傷事件に関連するネットの書きこみのなかで、興味深かったのは、2ちゃんねるの派遣業界の板だ。派遣の立場で働いていて事件は他人ごとではないと感じる人も多かったようだ。「秋葉原通り魔・加藤智大は神!批判する奴は死ね!」というスレッドが立った一方で、「秋葉原通り魔・加藤智大はゴミ! 批判する奴は神ね!」というスレッドも立った。「加藤智大は神」のほうはかなりのスピードで書きこまれ、何度もスレッドが更新されているが、最初のころのスレッドの冒頭には、「加藤智大が神であるわけ‥‥理解しにくい人のために」との前振りで、次のように書かれていた。 『超越性』‥‥行動が、一般人を超越・逸脱しているから。一般人は思っていても実行しない。良く

  • 秋葉原殺傷事件についての意外な反応: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    みんなが情報発信者になるのは、きわめて望ましいことのはずだった。 しかし、秋葉原の無差別殺傷事件では、非難を招く事態が起きている‥‥ ●事件の野次馬がことのほか不謹慎に見える理由 ネットに犯人の痕跡が残された事件を何度か取り上げてきたが、その結果、何かがわかったかというと、そうでないことのほうが多い。犯人の以前の行動と一貫性があって事件が起きたというぐあいに見えないからだ。 秋葉原の事件については、非正規雇用の不安定さが背景にあったと言われる。実際、犯人がもし正規雇用だったら事件を起こしていない可能性は高いだろう。ただ、いうまでもなく、同じ環境の人間がみな犯罪を犯すわけではないし、そもそもまとめサイトなどに載っている犯人とおぼしき人間が携帯サイトに残したかなりの量の書きこみを読むと、ルックスの良くない自分に彼女がいない不満が延々と書きつづられている。 こうした感情は、若い男性にはありふれた

  • ネット企業の名誉毀損対策――ミクシィと「はてな」: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ネット企業は、情報を削除すれば発信者に訴えられ、 削除しなくても、名誉毀損などで被害者に訴えられる。 板挟みの状態だが、どう対応しているのだろうか。 ●板挟みのネット企業 新聞は、一般に表現の自由の問題には敏感に反応するが、ゴシップやスキャンダルを書きたてる週刊誌や夕刊紙の名誉毀損訴訟には冷たいことも多い。 ゴシップやスキャンダルは、読むほうはもともと話半分ぐらいのつもりで読んでいる。そうした記事が裁判で事実ではないということになっても、週刊誌や夕刊紙の致命的なダメージにはなりにくい。 その一方、信頼度が高いと思われているメディアほど、裁判で負ければ、賠償額以上のデメリットになる。だから日刊紙などは、名誉毀損訴訟を頻発させるメディアに冷たい。 いずれにしても、あやふやなことを書かなければいいだけではないかと思うかもしれないが、前回書いたように、名誉毀損になるかどうかは、裁判官の感性ひとつに

  • あっというまに名誉毀損の被告人: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    誰もが被害者になりうると同時に加害者にもなりうる。 著作権についてはこうした意味で関心が高くなったが、 名誉毀損についても、同じようなことが言える。 ●ネットはもちろん、口を開けば起こる名誉毀損 ネットでの名誉毀損裁判をきっかけに、名誉毀損に関する資料をあれこれ読んでみた。 名誉毀損は、いろいろな意味で問題の多い法律だと、何人もの法律関係者が指摘している。 名誉毀損にたいする賠償額は高額化しているが、被害者は、裁判に勝っても十分に報いられたようには思えない。その一方、メディアの萎縮効果も確実に起こっている。 発信した情報がほんとうのことであっても名誉毀損にはなる。というよりも、ほんとうであればあるほど、名誉を傷つけた可能性は高い。具体的な損害がなくて、相手の「名誉感情」を傷つけたということでも名誉毀損は成立する。 学校裏サイトでのいじめが深刻な問題になっているが、こうした中傷も、発言者を特

    klov
    klov 2008/04/25
  • マスメディアの衰退を促進する判決?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    マスメディアよりもネットが自由に書ける 法的裏付けともいえる法律判断が出た。 この判決が確定すれば、 基的なメディア状況が変わるかもしれない。 ●表現の自由とプライバシーの侵害のどちらが気になる? 数年前に、田中真紀子元外相の娘のゴシップが「週刊文春」に出て、同誌の発売差し止め請求が行なわれるという事件があった。 表現の自由とプライバシーのどちらを重視するか新聞などでも意見が分かれたが、そのとき300人ぐらいの学生に、どう考えるか聞いてみた。 すると、圧倒的にプライバシー重視派が多かった。 ある男子学生が、「だって、自分のプライバシー、暴かれたらイヤだもんな」とぼそっと口にしていたが、この言葉がその理由を端的に示している。 日ではたいていの人は「表現の自由が脅かされる」という危機感が体験上あまりない。 しかし、報道被害やプライバシーの侵害については、実際の被害のあるなしにかかわらず、さ

  • 「個人の情報発信はマスメディアとは違う」のか?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ネットが広がると同時に始まったともいえるタイトルのような問いに、 法的な指針がひとつ出された。 「誰もが情報発信者」の時代ならではの興味深い判決だ。 ●「困りもののマスコミ」 「マスコミには困ったものだ」というのは、ネットではことのほか盛り上がるテーマだ。 私もこの欄でそういう調子で書いたことは何度かあるが、このところできるだけそんなふうには書かないようにしている。 雑誌で原稿を書いている私が「マスコミの人間」ということになるのかどうかはよくわからない。ひとりで原稿を書いているので、自分ではそういう意識はない。 新聞などのオーソドックスなメディア組織の人々には、「あいつはマスコミの人間ではない」と思われ、一方ネットでは、「あいつはマスコミの人間だ」とコウモリのような存在になっているのかもしれない。しかし、そもそも雑誌というのは、客観性を重視する大手マスコミと個人の情報発信のあいだのような存

    klov
    klov 2008/04/13
  • 情報技術が超大型スーパーにもたらしたもの: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    進出を試み続ける世界最大のスーパーは、 情報と移動技術の変化によって苦境に陥った。 いかにもありそうなことだが、興味深い成りゆきだ。 ●店員の見つからないショップが珍しくないアメリカ 90年代半ば、2年ほどアメリカに住んでいたが、何度か行った近くのデパートには驚かされた。 ともかく店員がいないのだ。 アメリカのデパートは日よりも営業時間が長く、夜などはとくに、買い物をしようと思っても店員が見つからない。フロア中探しまわってもいないのでほかの階まで探しに行き、ついに見つからなくてあきらめて帰ったことも何度かあった。 それではものが売れるはずがない。 「何てバカなことをしているのだろう。こんなふうでは、いずれつぶれてしまうんじゃないか」と思っていたが、実際そのデパートは経営が苦しくなってやがて買収されてしまった。 アメリカ最大の小売りであり、世界最大の企業であるウォルマートが陥った苦境に

  • 米ヤフーはどうしてそんなに落ち目になったのか?――米ヤフー衰退の理由(1): 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    歌田明弘の『地球村の事件簿』 週刊アスキー連載「仮想報道」などの原稿のアーカイヴやリンクが中心です(詳しくは「プロフィール」参照)。編集部との話し合いで、週刊アスキーの原稿は発売後、次の金曜日以降に公開することになっています。つまり、実際に書いたのは公開日の2週間ほど前です。 大学に入ってあちこちからやってきた学生と同じクラスになり、カルチャー・ショックを感じたことがいくつかあったが、そのひとつは、福島出身者と鹿児島や山口の出身者が、ろくに口もきかないうちからけんかを始めたことだ。 これらの地域は、150年ほどまでは、会津、薩摩、長州と呼ばれていた。明治維新のときに、会津は最後まで幕府側につき白虎隊などが無惨な死を遂げた。一方、薩長の人々は、新政府の要職に就いて歴史に名を残すことになったわけだが、二十歳前の学生が、100年以上も前のその恨みをまだ引きずっていたのだ。 私は当初、彼らはふざけ

  • マイクロソフトがヤフー買収に必死になる理由: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    マイクロソフトとグーグルの争いは 「最終戦争」の熱っぽささえ帯びてきたが、 巨大IT企業は死活的に何を重要と考えているのか。 ●つかみ合いのケンカにならんばかりの非難の応酬 マイクロソフトの米ヤフー買収に対するグーグルの反発はすさまじい。 「マイクロソフトは、PCでやったのと同様に、こんどはインターネットに対しても不適切で違法な影響力を行使しようとするのか? ネットは競争的な改革によって発展してきたが、マイクロソフトはしばしば独占的な力を打ち立てようとし、その支配力を新たな隣接市場でも用いてきた。過去の深刻な法令違反にもかかわらず、ヤフーの買収によって、マイクロソフトが不公正なやり方をブラウザやOSからインターネットにまで広げるのを認めるのか」 この声明は、グーグルの上級副社長兼チーフ・リーガル・オフィサーの名前で出されている。グーグルの法務の最高責任者の名にかけて、マイクロソフトは違法行

  • ヤクザマネーがなぜベンチャーに流れこむのか?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    怪しげなカネがネットに流れこんでいるのではないかと、 ときに感じることがあるが、そうしたことが起こるのは、 起業をめぐる風土の問題もあるのではないか。 ●起業するのは割に合わない? この時代、「いかにカネを稼ぐか」を日々真剣に考えたとしてもべていくのは容易ではないが、私は、「ウィキペディアはどういう仕組みで記事がで きあがっているのだろうか」とか、「人間や動物の神経と電気回路を直結させてコンピュータを動かすなんてすごいよな」などと(このコラムに書いているよう なことを)思いながら暮らしている。これでよくべていけるものだと自分でもときどき思うが、子どものときには、もっとまじめにカネ儲けを考えていた。あ れこれビジネスモデルを思いめぐらせて、けっこう起業家精神もある子どもだったと思う。でも、けっこう早くに、起業は割に合わないと気がついた。 ライブドアの社長として頂点を極めていたころの堀江氏

    klov
    klov 2007/12/07
  • ウィキペディアの常識と非・常識――「真実かどうか」は最重要ではない: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    歌田明弘の『地球村の事件簿』 週刊アスキー連載「仮想報道」などの原稿のアーカイヴやリンクが中心です(詳しくは「プロフィール」参照)。編集部との話し合いで、週刊アスキーの原稿は発売後、次の金曜日以降に公開することになっています。つまり、実際に書いたのは公開日の2週間ほど前です。 ウィキペディアは、思った以上にまともに百科事典になろうとしている‥‥というと妙な言い方だけれど、みんなに適当に書いてもらっている、などということではなくて、きちんとした方法論をもとに、信頼性のある百科事典を作ろうとしている。 ウィキペディアには記事の執筆や編集にあたっての基方針がある。前回書いたように、中立的な観点で記述するとか、独自の研究は載せないといったことは、これまでの百科事典でも暗黙のルールとしてあった。ウィキペディアはさらに、信頼できるソースを示すという「検証可能性」を方針にしている。これは、リンクを使っ

    klov
    klov 2007/11/03
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