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  • 電力自由化と脱炭素化が「ホールドアップ問題」をもたらす : 池田信夫 blog

    2022年01月09日17:59 カテゴリエネルギー 電力自由化と脱炭素化が「ホールドアップ問題」をもたらす 世界的なインフレの短期的な原因は、コロナ後の景気回復にともなう半導体などのサプライチェーンの混乱だが、これはいずれ市場メカニズムで調整される。問題はそういう攪乱要因がなくなったあともインフレが続くのかということだ。 その原因は電力自由化(発送電分離)と脱炭素化である。発送電を分離して短期限界費用だけで電力卸価格を決め、FITで再エネを全量買い取る義務を送電会社に負わせると、変動費ゼロの再エネが有利になる。火力の操業率が落ちるため発電会社は限界費用の高い火力を廃止し、供給が不安定になる。これを安定化するコストがシステム統合費用である。 これはテクニカルな話のようにみえるが、電力のように固定費の大きい産業では、産業構造を変えるぐらい影響が大きい。再エネTFなどが主張するようにサンクコス

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    makoto15 2022/01/10
  • 地デジのIP再送信を禁止する著作権法 : 池田信夫 blog

    2017年12月23日18:11 カテゴリIT 地デジのIP再送信を禁止する著作権法 今週のシンポジウムで、TBSの人から「キー局もインターネット配信したいが、著作権法が障害になってできない」という質問があったので、調べてみて驚いた。いまだに著作権法は、ケーブルテレビなどによる地デジのIP再送信を実質的に禁止しているのだ。私が2008年のコラムで指摘したときと何も変わっていない。 著作権法では、通信の場合は個別に著作権の許諾が必要になるが、IPマルチキャストのような放送型サービスは「有線放送」なので包括契約でよい、というのが世界の常識だ。ところが文化庁は「IPマルチキャストは通信だ」と主張し、2006年に著作権法を改正して、IP再送信は放送ではなく自動公衆送信という通信の一種と規定した。CATVは包括契約なのに、IPマルチキャストだけは「送信可能化」なのだという。 これによってテレビのIP

    地デジのIP再送信を禁止する著作権法 : 池田信夫 blog
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    makoto15 2020/09/26
    文化庁は「IPマルチキャストは通信だ」と主張し、2006年に著作権法を改正して、IP再送信は放送ではなく自動公衆送信という通信の一種と規定した。CATVは包括契約なのに、IPマルチキャストだけは「送信可能化」
  • 老人に搾取される現役世代がベーシックインカムに反対する : 池田信夫 blog

    2020年09月25日12:45 カテゴリ経済 老人に搾取される現役世代がベーシックインカムに反対する 竹中平蔵氏のベーシックインカム論が炎上しているが、驚いたのは95%以上がBIを理解しないで批判していることだ。これは社会保障を廃止するものではなく、全国民に同じセーフティネットを提供する社会保障である。生活保護はBIに吸収され、国民年金をBIに置き換えることは考えられるが、月額7万円では厚生年金は廃止できない。 今の生活保護の受給者は163万世帯、国民年金(1号受給者)は1471万人である。その対象を1億2600万人の国民に拡大する政策を「福祉切り捨て」と呼ぶのはお門違いで、むしろ社会保障支出は大きく増える。問題は今の社会保障がそれほどすばらしいのかということである。 今朝の討論会で学生たちに話したのが「世代会計」。世代ごとの「純受益」は、60代で?4000万円、20代で?1200万円。

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    makoto15 2020/09/25
  • 日韓歴史認識問題とは何か : 池田信夫 blog

    2019年09月04日22:54 カテゴリ 日韓歴史認識問題とは何か 最近の日韓関係しか知らない人は、韓国がずっと反日だったと思っているかもしれないが、1980年代までそんな運動はなかった。90年代にそれに火がついた最初のきっかけは、強制連行だった。今でいう「徴用工」問題だが、あまり盛り上がらなかった。それは当時、韓国の与党の重鎮だった金鐘泌が、1965年に朴正熙政権で日韓請求権協定を結んだ当事者だったからだ。 彼は朴がつかみ金で問題を「完全かつ最終的に解決」したことを知っていたので、日自民党と手を組んで強制連行の問題を握りつぶした。ところが1992年に話が慰安婦問題に飛び火したとき、宮沢首相が不用意に謝罪したため、これが韓国の野党の標的になった。金鐘泌は「請求権協定のときは慰安婦問題の資料がなかった」と釈明する一方、日には「誠意ある対応」を求めた。 これが日韓関係に混乱をまねいた

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  • 約束を破れない日本人 : 池田信夫 blog

    2019年08月25日11:39 カテゴリ科学/文化 約束を破れない日韓国が「約束を守れない国」だとすると、日は「約束を破れない国」である。これには歴史的な原因がある。日は江戸時代まで対外的な戦争を経験しなかったので、平和の中で安定した中間集団(社団)ができ、血縁集団を超える約束ができるようになった。これを「封建制」と呼ぶのは正確ではないが、東アジアの他の国とは明らかに違い、ヨーロッパのfeudalismに似ている。 堂島の米市場では米の現物は取引されず、「米切手」の売買で先物取引まで行われた。米商人は互いに血縁も地縁もなかったが、米市場の中で商人の評判を共有する評判メカニズムの完成度が高かったためだ。約束を守るレントが大きく、それを破ったときは商人の仲間から追放される損失が大きいと、約束は自発的に守られる。 このような約束を守るメカニズムができた原因は、長い平和の中で「家」とい

    約束を破れない日本人 : 池田信夫 blog
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    makoto15 2019/08/25
    米市場の中で商人の評判を共有する評判メカニズムの完成度が高かったためだ。約束を守るレントが大きく、それを破ったときは商人の仲間から追放される損失が大きいと、約束は自発的に守られる。
  • 植民地支配を永久に許さない儒教のエートス : 池田信夫 blog

    2019年08月10日07:00 カテゴリ 植民地支配を永久に許さない儒教のエートス 徴用工問題は、慰安婦問題より根が深い。韓国大法院は日韓請求権協定を踏み超え、日の植民地支配が不法行為だったという根拠で日企業の民事責任を認めたからだ。この論理に従うと、植民地ではすべての労働は奴隷のような強制労働だから、慰安婦も出稼ぎ労働者も、すべて日に対する請求権をもつ。 これは書も指摘するように、昔から韓国政府の方針である。1910年の日韓併合は日帝の侵略であり、それ以来ずっと韓国人は「抗日戦争」を戦い、1945年に勝利して独立を勝ち取ったというのが韓国の公式史観である。むしろ日韓基条約はその国是に反する妥協であり、大法院判決は建国の理念に戻ったのだ。 国際法で「侵略」という概念ができたのは1928年の不戦条約だから、それを遡及適用して1910年の日韓併合を侵略と呼ぶことはできないが、儒教

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    makoto15 2019/08/11
  • 「原発関連死」の原因をつくった人々 : 池田信夫 blog

    2013年09月12日00:27 カテゴリメディア 「原発関連死」の原因をつくった人々 島薗進氏のツイートが、多くの人々の批判を呼んでいる。「原発関連死 さらに121人」東京新聞9/11。これはこの半年の人数で総計は910人。実数はだいぶ多いはずと。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013091190071146.html … 放射線の健康影響でなくて「不安」という心理こそが最大の問題という重松逸造、長瀧重信氏、山下俊一氏らの立場ではどう説明する?彼は原発関連死の原因が「放射線の健康影響」だといいたいのだろうが、低線量被曝によって発癌するまでには平均25年、最低でも5年かかる。いま死亡したということは、放射線が原因ではないという証拠なのだ。 島薗氏は宗教学者だから、放射線医学に無知なのはしょうがないが、専門外の問題についてこれまでにも「ICRPの基準

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    makoto15 2019/06/29
  • 福島県民に「殺意」があったという早川由紀夫と安冨歩 : 池田信夫 blog

    2015年03月05日11:36 カテゴリエネルギー 福島県民に「殺意」があったという早川由紀夫と安冨歩 まもなく3・11から4年がたつ。被災者に対して「いつまでも怒り続けろ」などと説教している人がいるが、怒る対象が違う。↓ そんな泣き言はとうてい認めない。福島農民がいっせいに田んぼを耕した時点で、日国に対して戦争を仕掛けたと私は判断した。無知とかやむを得ずとかは関係ない。殺意があったと解する。— 早川由紀夫 (@HayakawaYukio) 2012, 1月 18 こんな暴言を3年前から繰り返していた早川由紀夫が、今ごろ「あれは放射能バイアス」だったなどと言い訳している。彼は訂正も謝罪もしていないが、それでも自分のデマを認めだけましだ。彼と一緒に「集団線量2.68人Svで一人死ぬ」と騒いでいた安冨歩は、今に至るも嘘を認めていない。 ワイドショーで「国の放射線被曝限度は1mSv/年だ」と

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    makoto15 2019/06/28
  • 理性は何のために存在するのか : 池田信夫 blog

    2019年01月06日13:51 カテゴリ 理性は何のために存在するのか 人間の知的活動の中で、理性の存在理由は自明にみえる。われわれは子供のころから学校で算数を教わって合理的に考える訓練をし、そういうテストに勝ち残った者がエリートになる。それに対して、感情の存在理由はよくわからない。学校でも「感情的に行動してはいけない」と教える。 しかし進化論的に考えると、これは逆である。狩猟採集社会で敵に襲われたときは、恐怖を感じて反射的に逃げる必要がある。ゆっくり情報を収集して合理的に考えていたら、敵に捕されてしまうので、感情的な「速い思考」は生存の条件であり、哺乳類に広くそなわっている。 それに対して学校で教えるような論理的推論が、石器時代に生存に有利になることは考えられない。1万年前のホモ・サピエンスは遺伝的には今とほぼ同じなので、現代の教育を受けたらコンピュータのコーディングもできるはずだ

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    makoto15 2019/01/06
  • 泊原発が動いていたら大停電は避けられた : 池田信夫 blog

    2018年09月07日12:33 カテゴリエネルギー 泊原発が動いていたら大停電は避けられた 北海道は地震によって全世帯が大停電という前代未聞の事態になったが、これは地震の発生した午前3時の消費電力300万kWのうち、震源に近かった苫東厚真火力発電所(165万kW)の送電設備が壊れて3基がすべて送電できなくなり、その影響で他の火力発電所も送電を停止したためだ。州との連系線も(起動する電力がなくて)動かなかった。 この直接の原因は苫東の変電所に事故が起こって送電網から切り離され、周波数が低下したことだ。電力網は需要と供給が一致しないと周波数が乱れ、設備が壊れるおそれがあるため、送電が自動的に遮断される。このため苫東につながっていた他の系統も、連鎖的に停止したものだ。苫東に負荷を集中させた北海道電力のマネジメントにも問題があるが、これを「電源の分散配置を怠った」と批判するのは筋違いだ。 供給

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    makoto15 2018/09/07
  • モラルハザードと勤勉革命 : 池田信夫 blog

    2012年02月23日11:27 カテゴリ経済 モラルハザードと勤勉革命 ちょっとおもしろいブログ記事があったのでメモ。 ゴムホース大學で、ワタミの話を取り上げている。この事件そのものはよくある過労死(過労自殺)だが、それについての渡辺美樹会長のコメントが原因でツイッターで炎上している。過労自殺の起こる原因を、この記事はこう分析する:自分が諸外国の低賃金労働と日ブラック企業が違う生態系の生物だと考えるのは、労働者使い捨ての部分ではない(使い捨ては途上国も酷い)。それは低賃金、長期労働なのに現場の労働のモラルハザードが起きていない点である。それどころか賃金低下、サービスの価格低下に反比例するかのように神経症的にサービスを特化させている印象すらある。これはわが国外産業で象徴的だ。このモラルハザードの使い方は正しい。それは「倫理の欠如」ではなく、情報の非対称性を利用した合理的行動である。不

    モラルハザードと勤勉革命 : 池田信夫 blog
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    makoto15 2012/02/24
    そして「現場の強さ」に頼って経営者がシステムの合理化を怠ったため、日本の企業は世界から置き去りにされている。労働人口が減少する時代に必要なのは、労働を節約して合理的に組織することだ。
  • 勤勉と「ものつくり」の終わり : 池田信夫 blog

    2012年02月24日10:11 カテゴリ 勤勉と「ものつくり」の終わり きのうメモのつもりで書いた記事が、驚くほど多くのアクセスを集めたので、少し補足しておこう。 速水融氏の「勤勉革命」は世界的な業績で、最近ではアリギなどウォーラーステイン学派にも援用されている。彼によれば、西洋の産業革命は資集約的で、領土を拡大して資を蓄積するために海外に植民地を拡大したが、東アジアは労働集約的な勤勉革命で発展したので、領土的野心がなかった。これが東西の経済力の大きな差になったという。 資源の乏しい日が驚異的な成長を遂げた一つの原因が、この勤勉のエートスだった。ベラーは『徳川時代の宗教』で、日人の労働倫理をプロテスタンティズムに比しているが、プロテスタントの目的が資蓄積だったのに対して、日人は長時間労働によって経済力を高めた。江戸時代にこうした労働組織ができていたことが、明治以降の近代化に

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    makoto15 2012/02/24
    日本人の労働倫理をプロテスタンティズムに比しているが、プロテスタントの目的が資本蓄積だったのに対して、日本人は長時間労働によって経済力を高めた。
  • Winny事件で日本が失ったもの : 池田信夫 blog

    2011年12月21日07:39 カテゴリIT Winny事件で日が失ったもの 最高裁で、Winnyの金子勇氏の無罪が確定した。彼には情報通信政策フォーラムでも話してもらったが、ここに至るまでの7年は長すぎた。日のP2P技術は、もう壊滅してしまった。 書を読めばわかるように、Winnyはクラウド・コンピューティングの先駆だった。転送するファイルを途中のノードに蓄積して負荷を分散する技術は、その後の海外のP2Pクライアントにも使われ、SkypeはP2Pによって低価格の電話を実現した。 しかし京都府警は世界で初めてソフトウェア開発者を逮捕し、日からP2Pソフトウェアは姿を消した。Lessigも「日の先進的なブロードバンド産業を萎縮させる」と懸念していたが、日からは検索エンジンも音楽配信システムもなくなった。他方で開発者がコントロールできなくなったため、Winnyを使った海賊行為や

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    makoto15 2011/12/22
  • ソフトバンクはなぜつながりにくいのか : 池田信夫 blog

    2010年09月21日22:25 カテゴリIT ソフトバンクはなぜつながりにくいのか 私はiPhoneiPadを使っているが、このごろ(おそらくiPhoneが増えたせいで)非常につながりにくくなった。きょうも夜8時ごろ、山手線で東京から品川までつながらなかった。山奥やビルの中でつながりにくいのは「電波の飛ばない2GHz帯しか使えないからだ」というソフトバンクの説明も成り立つが、山手線でつながらないのは、海部美知氏の指摘するように、基地局の設備投資をケチっているからとしか考えられない。 孫正義社長は、iPhoneiPadSIMロックをかける理由を「800MHz帯が使えないハンディキャップを埋め合わせるため」というが、NTTドコモも反論するように、基地局の密度の高い都市部では800MHzが有利ということはない。東京では一つの基地局でカバーするユーザーが非常に多く、半径数百メートルでチャン

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    makoto15 2010/09/21
  • 「アゴラブックス」オープン:iPadで読める電子書籍を販売 : 池田信夫 blog

    2010年06月02日14:44 カテゴリ 「アゴラブックス」オープン:iPadで読める電子書籍を販売 株式会社アゴラブックス(東京・千代田区:池田信夫社長)は、日よりウェブサイトで電子書籍を発刊・発売いたします。 発刊される書籍は、書き下ろしの新刊をはじめ、および既存の出版社との協力において、既刊の書籍も順次電子文庫化して発売いたします。また、著者によるダイレクト出版という形で、インターネットより広く著者を公募し、弊社にて個別に審査。質の高い原稿を電子化し、出版をおこなってまいります。その他、質の高い学術書も公募し、電子化・発売してまいります。 電子書籍の閲覧は、弊社がiPad用に最適化したプラグイン不要のAJAX(エイジャックス)技術を利用した"AJAXリーダー"を利用いたします。これはコンテンツをクラウド型で提供し、iPadに搭載されるSafariはじめブラウザーのみで閲覧できるも

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    makoto15 2010/06/04
  • iPad VS. キンドル : 池田信夫 blog

    2010年03月24日09:47 カテゴリIT iPad VS. キンドル 当ブログでこの種の業界を取り上げることは少ないが、書は出色である。iPadとキンドルだけでなく、電子出版の過去の失敗も含めてほとんどの事例がカバーされ、当事者にも取材している。 日人として悲しいのは、電子出版のパイオニアだったソニーの「リブリエ」の失敗だ。JBpressでも紹介したように、Eインクを初めて採用したのはソニーであり、性能もキンドルとほとんど変わらなかったが、出版社が違法コピーを防ぐために60日後にファイルを消滅させる(!)DRMをかけたため、ビジネスが成立しなかった。 しかし実は、出版社にはそんなDRMをかける権利はないのだ。日の出版契約のほとんどは口約束で、文書がある場合もデジタル化権も明記されていないことが多い。だから著者が自分の原稿をPDFファイルにしてブログで公開すればよいのである。

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    makoto15 2010/03/24
  • 電子出版の経済学 : 池田信夫 blog

    2010年02月12日01:08 カテゴリITメディア 電子出版の経済学 ツイッターで「これからは『直接売文業』の時代だ」と書いたら、予想外に大きな反応があった。池尾さんからは(予想どおり)「市場型間接売文業」が正しいというコメントをもらったが、これはちょっと語呂が悪いので、以下そのように読み替えてください。 いま電子出版で起こっている現象は、技術的には新しくない。iPadは大きめの携帯端末(あるいは小さめのネットブック)にすぎず、その配信システムも伝統的な中央集権型で、P2Pのような破壊力はない。しかしこれが出版業界や流通業界に与える影響はかなり大きいだろう。それは従来の著者と出版社の関係を変えるからだ。 日の書籍の印税は10%、原稿料は400字詰め原稿用紙1枚あたり5000円ぐらいが相場で、ここ30年ぐらい変わっていない。この30年間に物価は約2倍になっているので、原稿料は実質的に半

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    makoto15 2010/02/17
  • 自費出版の時代 : 池田信夫 blog

    2010年01月19日11:26 カテゴリIT経済 自費出版の時代 アップルが27日に、話題のタブレットPCを発表するようだ。これにコンテンツを提供する出版社や新聞社の噂も流れているので、おそらくiTunes Storeで販売することは間違いないだろう。これで業界1位のアマゾン、2位のソニーに続く有力な電子書籍プラットフォームが出てくることになる。 ソニーも「デイリーエディション」という新端末で、この分野の主導権を取ろうとしているが、現状のままではは国内販売できないというハンディキャップを抱えている。文芸家協会などの反対で、ソニーがプラットフォームとしているGoogle Booksが日では使えなくなったからだ。 他方、出版社は業界団体をつくるなど、予防線を張ることばかり熱心だが、彼らがいくらカルテルを組んでも、アマゾンが著者と直接交渉するのを防ぐことはできない。日の著作権法では、出版社

    自費出版の時代 : 池田信夫 blog
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    makoto15 2010/01/20
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