金融とIT技術を融合したフィンテックと呼ばれる新しい金融サービスが注目されるなか、保険会社の間でも、顧客の健康に関するビッグデータを活用して保険料を割り引くなど新たな保険商品の開発を進める動きが広がっています。 また、大手損害保険会社、損保ジャパン日本興亜ホールディングス傘下の生命保険会社は、歩数や睡眠時間などを測定できるリスト型のウェアラブル端末を活用して、顧客の健康状態を保険料に反映させる新たな医療保険の検討に入りました。先月からは一部の社員に、試験的に端末を配って調査に乗り出しており、数年後には新たな保険の販売にこぎつけたいとしています。商品開発に当たる大島由佳課長代理は、「契約者が健康であれば、会社にとっても保険金の支払いが減り、中長期的な利益が見込める」と話しています。 ITを駆使したフィンテックと呼ばれる新しい金融サービスが注目されるなか、保険業界でもこうした動きが広がりそうで