日本共産党の井上哲士議員は23日、参院外交防衛委員会で、南スーダンPKO(国連平和維持活動)に派遣された陸上自衛隊部隊が作成した日報を防衛省・自衛隊が組織的に隠ぺいした問題を追及し、隠ぺい体質の一掃を求めました。 井上氏は、陸自が公表に向け準備した日報の説明用資料を、統合幕僚監部の意向で破棄したとの報道を紹介。稲田朋美防衛相に事実関係をただしました。 稲田氏は、特別防衛監察の実施を理由に「調査に支障をきたさないために事情を聴くことは控えている」と答弁を拒みました。 井上氏は、防衛監察は行政の内部調査であり、「防衛監察の実施に関する訓令」(2007年制定)のなかで、協力しない場合の罰則も強制捜査の権限もないと指摘。「国会での答弁を拒否する根拠はない」「特別監察を隠れみのにして自らの延命をはかっている。隠ぺい体質を温存するもので大臣の資格が問われる」と厳しく批判しました。 また、井上氏は、日本