自民党の山本幸三地方創生担当相(衆院福岡10区)が、野党時代の2012年3月、知人のインサイダー取引事件を調べていた証券取引等監視委員会(SESC)に対し、「犯則行為にならないということになれば、誰がその責任を取るのか」と圧力をかけるような国会質問をしていたことがわかりました。 質問したのは12年3月5日の衆院予算委員会第1分科会。議事録によると、山本氏は「インサイダー取引の嫌疑で金融会社の社長と証券会社の部長が強制調査を受けて、今も調査対象になっている」と切り出し、「部長は私の知人」だと説明しています。 さらに「陰に陽に、いじめみたいな感じで調査が行われている」「帰るところがなくなるとか、家族はどうなるんでしょうねとか、不安をあおるような話ばかりしている」などとのべ、「こういうやり方しかできない監視委員会というのは必要なのか」などと自見庄三郎金融・郵政改革担当相に迫りました。 インサイダ
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