不登校の子どもが増加しています。文部科学省のデータによりますと平成28年度の小学校と中学校の不登校の子どもの数は全国で13万人余り。この5年間で2万人以上増えました。中学校では、各学年ごとに不登校の子どもがいても珍しくない状態です。 中学3年生の男子生徒のA君。SNSでのトラブルがきっかけで学校の中の人間関係に悩み精神的に落ち込むようになりました。 去年の春ごろからはおう吐や下痢などを繰り返し学校に通えなくなりました。おなかが痛い状態が続くため、ベッドから起き上がることも難しい状態でした。A君と母親は内科など複数の病院を受診しましたが、「思春期に見られる『心の問題』」などとされ、いずれも本格的な検査や治療は行われませんでした。 いっこうに症状がよくならない息子の様子に、母親は大きな不安を抱きました。 「日常生活が送れない状態になっているのに、学校に聞いても理由は分からず、病院では思春期はこ
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