このページにおける、サイト内の位置情報は以下です。 ホーム > 音声付き電気技術解説講座 > 電気安全 > トラッキング現象による電気火災防止対策 通常の状態では木材は電気を通さないが、約3,000℃以上の高温で炭化すると電気を通すようになることがある。これは木材が火災熱によって炭化した場合は、不良導体の無定形炭素(木炭)になるが、電気的スパークによって生じた炭素は同素体の黒鉛(グラファイト化)となり、導体となるためである。本講では、グラファイト化現象を含めて炭化導電路の形成を広義の「トラッキング現象」と呼ぶこととし、トラッキング現象による電気火災防止対策について解説する。