サイフォンの原理とは 液面に高低差のある二つの液体の容器を、液体を満たしたパイプで強制的につなぐと、パイプの内部の液体は静水圧平衡による静止状態を保てない;管の両端には ρ g H (ρは液体の密度, gは重力加速度, Hは両側の容器の液面の高低差)の圧力差が生じる; 以上はサイフォンの管の中に仕切りを入れて流体を無理やり止めて、その仕切りの上流側、下流側の圧力をパスカルの原理を用いて求めれば、その差が管内の仕切りの位置によらず ρ g H になる(つまり仕切りを外せば流れ出す)ことで確かめられるということである。オッカムの剃刀の原理(対偶を取ると「いらんことを言うと、話がややこしくなる」)に則ると「圧力がかかるから液体が流れる」という説明でサイフォンの原理は十分なのではないか。無理して「保存則がどうたら」とか言わない方がいいんじゃないか。 サイフォンの誤概念のリスト ボクが目にした範囲内