「マウス」...この魅力的なデバイスはキーボードと共にパーソナルコンピュータのユーザーにとっては重要なものだ。今回はマウスの発明者ダグラス・エンゲルバートの功績と歩みを描いたThierry Bardini著「Bootstrapping」を参考にマウス誕生時にさかのぼってマウスのあれこれを考察してみた。 先般Apple Wireless Mighty Mouseが登場したとき「シッポが取れたマウス...」という類の取り上げ方が見受けられ、あらためてマウスってどっちが頭なのか...という話も出てきた(笑)。そして最近はAppleのマウスも副ボタン、すなわち右ボタンの利用をサポートしたこともあり、以前のように「ワンボタンとツーボタンのどちらが良いか」といった議論も聞かなくなった。 ※Thierry Bardini著「Bootstrapping」表紙 さて、マウスは1960年代後半から1970年代