夕方の通り雨。西側から晴れたところから、強い西日が刺さります。なので東を向いて撮ると、光が当たって辺りの物は明るくなりつつ向こうの空はまだ雨雲で黒いので、不思議な光景に見えました。
家では私が子どもの頃から灯油ストーブを使っていたのだけど、夜中に灯油が切れた時の、あのちょっとした絶望感たらなかった。面倒くさい、けど、今やらなかったら明日の朝必ず後悔するわけで、入れるべきかしぬべきか、とかなんとかいいながらスイッチを切って灯油缶を抜く。 寒い廊下で物置を半開きにして灯油缶のメモリをじっと見ながらポンプを握っているときの、あのからっぽな感じ。たまに、真っ暗な居間から猫が現れ、私の背後にあるふすまを開いて、寝ている母さんの部屋に消えていったりした。灯油缶のふたを閉め、右手に抱えてから薄く開いたふすまを閉じる。二階にある部屋まで戻るとき、よくスリッパが脱げて階下まで転がっていった。 → いつだったか、弟が灯油をついでいたとき、私の靴に灯油をこぼしたことがあった。たぶん横着して物置のでなく玄関にあった新しい灯油をついでいたんだと思う。ポンプを外したときに空気を抜き忘れて、そのま
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