2012年09月04日 ポール・トーマス・アンダーソン監督が、トマス・ピンチョンのラリパッパ・ノワール『LA ヴァイス』を映画化 現在開催中のヴェネチア映画祭で、70ミリで撮られた最新作『The Master』がワールド・プレミア上映され、大絶賛を浴びているポール・トーマス・アンダーソン。気になる次回作は、トマス・ピンチョンの小説を映画化する『Inherent Vice』(小説邦題:LA ヴァイス)になると、Screen Daily誌の最新インタビューで語っている。 同作は、69年の冬から70年の夏のL.A.を舞台に、ポットヘッド(マリファナ常用者)の私立探偵が元恋人の面影を追ってある殺人事件を調査するうちに、土地開発業者や国家権力、ドラッグと洗脳が織りなす闇に巻き込まれていく、というコーエン兄弟『ビッグ・リボウスキ』調のサイケデリック・ノワール。アンダーソンは現在、自ら同作の脚本を執筆