幸福の遺伝子 作者: リチャードパワーズ,Richard Powers,木原善彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る パワーズ、『ガラテイア2.2』でもうかなり見放していたんだが、一冊で何がわかろうかいとも思うし、また一部のコメントによれば『ガラテイア2.2』は駄作という話もあったのでもう一冊読んでみました。 がっかり。ガラテイアとまったく同じ話で、人工知能か幸福の遺伝子かという小道具を変えただけなのね。アズペで昔ちょろっと短編を書いて売れたけれどもう書けなくなっている主人公(もちろん昔の恋愛をひきずってウジウジ)が、大学の作文講座の先生になって、するといつも明るいポジティブなアルジェリア系の女の子が生徒にいて、あまりにその子が常にポジティブすぎるので医者に診させようとする……という最初の話からして「なんで?」という感
![パワーズ『幸福の遺伝子』:同じ話の繰り返し。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/058b892460dd0f603e2160f682871e0a43f32eb4/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51zp4W5E9rL.jpg)