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2021年2月25日のブックマーク (7件)

  • グロースハックと倫理の均衡点 | Q by Livesense

    仕事が終わって一息つき、ふと「あのドラマを見よう」と思い立つ。とりあえず、一話だけ。 ――そのはずが、気づけば平気で日付をまたいでいる。ひとたび動画配信サービスを起動させると、予告に心を掴まれたり、自動再生機能に背中を押されたりして、やめ時を見失う。 そして「おや、この俳優は誰だろう」とスマホに手を伸ばせば、数日前に検討したインテリアが広告としてカムバックし、今度はネットショッピングが始まる。俳優を調べようとしていたことなんてすっかり忘れて、いそいそとレコメンドの波をサーフィンする。 ビジネスは今や、可処分時間の奪い合い。自社サービスに時間を割いてもらうために仕掛けを施すことは、事業者としては当然ともいえる。最近は「ナッジ」という、特定の行動を促すための行動経済学の理論も注目されている。 しかしユーザーとしては、何かひっかかりを覚える。リターゲティング広告をクリックするのも、レコメンドに乗

    グロースハックと倫理の均衡点 | Q by Livesense
  • 読書標識|『フォルモサ』サルマナザール/まったく嘘偽りのないフォルモサと日本の歴史(千葉)|tree

    次に読むを教えてくれる書評連載『読書標識』。 木曜更新担当は作家の千葉集さんです。 世紀の奇書と名高い、東アジア見聞録『フォルモサ 台湾と日の地理歴史』について語っていただきました。 日史上随一の英傑メリヤンダノー帝がフォルモサを平和裏に併合して以来、われわれ日人とフォルモサ人は文化的にも精神的も極めて親密な、いわば兄弟のような間柄でむすばれてきた。しかし、先の終戦にともなってフォルモサは日領から独立し、すっかり遠い異邦人同士になってしまった感が強い。 十九歳のときに故郷フォルモサを離れてイングランドに渡り、碩学サミュエル・ジョンソンの知恵袋として重用されたジョージ・サルマナザール。 彼が異国の地で出版したガイドブック『フォルモサ』は、フォルモサと我々の失われたつながりを取り戻すための、2021年必読の書である。 西洋人はフォルモサをよく台湾と同一視する。 我々日人には信じがた

    読書標識|『フォルモサ』サルマナザール/まったく嘘偽りのないフォルモサと日本の歴史(千葉)|tree
  • 20210206 – kayamatetsu.com

  • 折口信夫『死者の書』冒頭部に見る計算について(フランス語の節連鎖についても少々) - 翻訳論その他

    折口信夫の小説『死者の書』の出だしの言葉は絶妙に気持ちが悪い。 彼の人の眠りは、徐かに覚めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え圧するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。 した した した。耳に伝ふやうに来るのは、水の垂れる音か。たゞ凍りつくやうな暗闇の中で、おのづと睫と睫とが離れて来る。 膝が、肱が、徐ろに埋れてゐた感覚をとり戻して来るらしく、彼の人の頭に響いて居るもの――。全身にこはゞつた筋が、僅かな響きを立てゝ、掌・足の裏に到るまで、ひきつれを起しかけてゐるのだ。 (折口信夫『死者の書』、原文は「ひきつれ」に傍点) この気持ち悪さに一番よく貢献しているのは三番目の段落であると思われる。「膝が、肘が、徐ろに……」と始まるこの段落は見たところ二つの文から構成されている。うち最初の文は二つの節からなり、その前側の節が助動詞「らしい」の連用形によって後の節に結び付けられ

    折口信夫『死者の書』冒頭部に見る計算について(フランス語の節連鎖についても少々) - 翻訳論その他
  • レポートの段落冒頭1字下げ問題考 - みちくさのみち

    学生向けに、日語のライティング指導をしている大学教員にはなじみ深い話題であろうが、卒論やレポートの添削をしていると必ずぶつかるのが、文章の書きだしや、改行後の次の段落の冒頭を1字分あけるルールの不徹底である。 レポートの教科書にはだいたいそうしろと書いてあるが、概ね、見やすさからそのようにすると書かれてはいるものの、いつからそのようにするのかというような立ち入った 説明はない。 学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ) 作者:慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員 発売日: 2014/10/21 メディア: 単行 レポートの書き方入門の定番になりつつある?『アカデミック・スキルズ』のレポートの巻も、最初から字下げは当然のことのようになっているし、親しみやすい文章でおなじみ『論文の教室』などは、改行が多い司馬遼太郎の文体を模写して段落とパラグラフの違いを論じてい

    レポートの段落冒頭1字下げ問題考 - みちくさのみち
  • 上坂すみれさんの声と杏子御津さんの声 - オネミリエ

    初めてエロゲーを買ってしまった時、初めてアトリエかぐやのゲームを買ってしまった時、初めてフィギュアを買ってしまった時、初めて抱き枕カバーを買ってしまった時……。順番に並べるとだんだん下降しているような、あるいは上昇しているような感じがするが、そうした初めてのものたちの中に連なってしまうようなおののきがあった上坂すみれさんの音声作品と杏子御津さんの音声作品。 素直に射精ですという言葉があるが、上坂ボイスで肩叩きされている音声で素直に射精してしまえるとはなあ。普通にマッサージしたり肩叩きしたりするときにあんな声でないと思うのだが、そこが暗黙の了解があって、あくまで健気なの女の子の話であって、最後にはちょっといい話風の設定も明かされる。でもあんな声なんだよなあ。どうしてもキモくなってしまうのであまり書かない方がよいのだが、上坂さんが知性派声優としてのキャラクターをうまくつくっているので(ラジオ

    上坂すみれさんの声と杏子御津さんの声 - オネミリエ
  • 『夜に駆ける』はボカロ曲なのか?―ボカロ曲の定義についてのアンケートとその結果 - 青海 久瑠の記事保管庫

    先日、Twitterにてボカロ曲かどうかの判断が分かれそうな曲についてアンケートを実施しました(現在は締め切っています)。多くの方のご参加ありがとうございました。この記事ではその結果について報告していきます。 ボカロ曲かどうかの調査 https://t.co/tbYnXvTfQa ボカロ曲かどうか判断が分かれそうな曲についてのアンケートです。ご協力よろしくお願いします。— 青海 久瑠🚢 (@ao_39L) 2021年2月13日 ①アンケートの概要 アンケートでは、以下の曲について「ボカロ曲である」か「ボカロ曲ではない」の2択で回答していただきました。 おちゃめ機能 / ラマーズP (重音テトによる歌唱。VOCALOIDではなくUTAUという歌唱用ソフトウェア) PS5が当たらない / にっくきゆう (初音ミクNTによる歌唱。NTはVOCALOIDとは異なるソフトウェア) おねがいダーリン

    『夜に駆ける』はボカロ曲なのか?―ボカロ曲の定義についてのアンケートとその結果 - 青海 久瑠の記事保管庫