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2023年2月21日のブックマーク (6件)

  • 宇宙業界の人間として思うこと[追記あり]

    追記しました。あとイプシロン8号機はイプシロン6号機の間違いです、ご指摘感謝します。H-Ⅱ 5,8号機が連続で失敗したときのNASDAバッシングの話を書くか悩んだ関係で混同しました。 失敗と表現した人を責めないであげて欲しい。宇宙輸送機の失敗に関する慣習的な定義については色々な人がもう意見を述べているのでそれを読んで貰えれば良いと思うが、それは業界の慣習というか方言なので、村の外から来た人が『機体の異常で予定した打ち上げのタイミングで上げられなかったなら失敗なのでは?』と思うのは仕方がない部分もあると思います(それでも失敗の軽重で言えば、輸送機の失敗としてはかなり軽寄りということは分かるような記事であればうれしいですが)。 最初に共同通信が失敗と報じた際、多くの宇宙ファンが共同通信の表現を叩いていたのをみました。近年ではイプシロン8号機などの宇宙開発の明確な失敗にもあたたかいコメントが寄せ

    宇宙業界の人間として思うこと[追記あり]
  • 高知工科大学特別講義「理工系学生のための現代倫理学入門のこころみ」 - shinichiroinaba's blog

    理工系学生のための現代倫理学入門のこころみ (2021年2月12日 高知工科大学講義「日人の教養」用原稿) 稲葉振一郎(明治学院大学) 1.長めの導入 文系科目――人文科学とは? 高校科目の「倫理」は大体道徳を中心とした日思想史、東洋思想史、西洋思想史をざっと眺めたうえで、現代哲学を道徳哲学=倫理学中心に瞥見し、それにプラスして青年心理学をちょこっと、という変な構成になっている。こんな風になったのにはそれなりに理由があるのだが、それには触れない。 高校時代の地歴公民――昔の社会科というのは変な構成になっている。高校数学は大学以降の数学の準備であり、高校理科の物理・化学・生物もおおむね大学以降の物理学・化学・生物学の準備段階である。しかし高校地歴公民は? 地歴から行こう。世界史・日史は一応大学以降の歴史学の準備になっていなくもない。しかし地理は大学の学問としての地理学への準備というわけ

    高知工科大学特別講義「理工系学生のための現代倫理学入門のこころみ」 - shinichiroinaba's blog
  • 日記の続き#318 - tfukuo.com

    めずらしく僕が午前に起きていて、外も暖かいのでに散歩に誘われて、年末のRAU展でもらった牧台地のフィールドツアーのコースを歩くことにする。横浜橋商店街を南に抜けて、前住んでいたアパートがある市大病院のところから中村川を渡ると台地が崖として立ちはだかる。西側の緩やかな坂に回ってそこを上ると、英語が書かれたゲートがあって面らった。米軍が接収した土地だ。住んでいる街を見下ろしながら台地を海のほうへ向けて——つまりいつも関内のルノアールまで歩く道と並行して、しかしそれより南にズレて50メートルほど高いところを——歩いていると、ベージュ色の車体の山手ライナーという普段見ない路線バスが同じ道を通っていた。一軒家、小さくて古いアパート、小さくてものすごく古くて廃墟になったアパートが並び、丘を見下ろすようにかつて瀟洒だった古い大きいマンションがあるが、コンビニもスーパーも飲店もない。自販機には必ず

    日記の続き#318 - tfukuo.com
  • ハワイの日系二世作家が描く、対立した文化と社会(All I Asking For Is My Body by Milton Murayama) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記

    実は私はかなりのボクシングファンなのだが、それを知っている編集者の友人が面白いことを教えてくれた。ハワイの日系二世作家が書いた作品に、貧困から抜け出すためにボクシングを始めるという描写があるという。さらに、著者の意向で邦訳NGとなっているそうだ。それがミルトン・ムラヤマ(1923-2016)の連作短編集All I Asking For Is My Bodyだ。早速取り寄せて読んでみたが……この作品はボクシング小説云々以前に、文化文化との間に揺れ動く人々を103頁に一文の無駄もなく詰め込んだ、移民文学の傑作だ。 ミルトン・ムラヤマ(1923-2016)は、九州からのハワイ移民の子として生まれる。1941年、高校卒業後にハワイ大学へ進学。同年12月、真珠湾攻撃によって日アメリカが交戦状態となると、ムラヤマは日語話者として台湾へ送られ、日兵捕虜などに対して通訳などの任務に就いていた。戦

    ハワイの日系二世作家が描く、対立した文化と社会(All I Asking For Is My Body by Milton Murayama) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記
    murashit
    murashit 2023/02/21
  • Nick Zangwill (2001) 「形式的な自然美」レジュメ - 夏ふようのメモ

    Zangwill, Nick (2001). Formal natural beauty. Proceedings of the Aristotelian Society 101 (2):209–224. アブストラクト(訳) 私は自然の美学に関する穏健な形式主義を擁護する。私は反形式主義者たちが多くの自然美における不調和(incongruousness)を説明できないと論じる。このことは種に依存しない自然美が存在することを示す。それから私はいくつかの反形式主義的議論に対処する。それらはRonald HepburnやAllen CarlsonそしてMalcolm Buddなどの著作に見られるものである。 Ⅰ 様々な反形式主義と「としてテーゼQua Thesis」 カント以来の依存美と自由・形式美の対立 ある対象が何らかの機能を持っていて、その対象の美がその機能を表出したり分節したりするとき

    Nick Zangwill (2001) 「形式的な自然美」レジュメ - 夏ふようのメモ
  • アナログハックの時代が、そろそろ始まりそうだ : 青灰色blog(移行版)

    ChatGPTに感情回路を埋め込んだら、やべぇ感じになった深津 貴之 (fladdict) さんのnote記事 面白い記事が出ていました。 会話AI(ChatGPT)に、感情パラメータを設定させて、対話の中で内容に従ってこの値をAI自身に操作させつつ、その対話内容を変えてゆこうという実験のまとめ。結果として、会話AIがすでにアナログハック(*)を行う能力を持っているように見える、というものでした。 (*)アナログハックとは、『BEATLESS』(2012:KADOKAWA)のメインギミックとして、長谷が用意した技術と概念で、「人間のかたちをしたもの」に人間がさまざまな感情を持ってしまう性質を利用して、人間の意識に直接ハッキング(解析・改変)を仕掛けるものです。 https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/8.html 長谷から見ても、まるでAIに感情があるかの

    アナログハックの時代が、そろそろ始まりそうだ : 青灰色blog(移行版)
    murashit
    murashit 2023/02/21